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【広報ふじ昭和52年】緑は私たちの泉です

「ミドリ」の害虫アメシロを退治

 私たちの生活環境を守るため「ミドリ」を大切にしなくてはなりません。このミドリを喰い荒すものに「アメリカシロヒトリ」などの害虫がいます。
 あなたの家の庭の木などにこうした害虫がついていないか、またついていたらその場で駆除してください。

アメリカシロヒトリ

 アメリカシロヒトリの幼虫(毛虫)は、サクラ、ヤナギ、プラタナス、ポプラなどの葉を好んで食べる繁殖力の強い害虫です。この虫は幼虫が小さい時は糸をはき巣をつくり、集団で生活します。タマゴからかえった幼虫は、数ミリの小さい毛虫ですが、成長しますと3センチメートルほどになります。毛虫の背中は黒く側面は黄色で不規則な黒いはん紋があり、全体に白い長い毛でおおわれています。発生の時期は、年2回あります。一般的には、第1回が6月上旬から6月下旬ごろで、第2回は7月上旬から8月中旬ですが、発見したらすぐに次の方法で駆除してください。

〈駆除の方法〉
●枝切り……毛虫は10日〜15日ぐらいの間は、葉に密集してアミの巣をつくっていますから、この時期に見回って枝ごと切り取って焼き捨てるのが一番よい方法です。この時期をのがすと毛虫は周囲にひろがり、駆除しにくくなります。

●焼却……棒の先端に布きれを巻きつけ、石油などで密集した個所を焼きます。この場合とくに火災には十分に気をつけてください。

●薬剤散布……デイプテレックス乳剤かスミチオン乳剤などの1,000倍液(水で1,000倍にうすめたもの)を十分にかけます。なお昨年発生した樹木には、ことしもその恐れがありますので発生期には、毎朝観察し、他人に迷惑のかからないよう管理してください。

●予防……8月に幹へワラ、ムシロなどをまきつけて10月にとって焼却し、サナギを退治します。サナギの大きさは13〜15ミリメートルで光沢のある暗赤褐色をし、淡い黄色のマユの中に入っています。
 緑と花の相談は市みどりの課(内線333番)へご連絡ください。
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