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【広報ふじ昭和52年】有害雑誌を追放

大人の責任で買わない、見せない、読ませない

 教育公害とまでいわれている有害雑誌等自動販売機による俗悪雑誌のはんらんは目に余るものがあります。とくに有害雑誌対策及び自動販売機による有害雑誌の追放は関係機関、団体等の強力なバックアップにより地域住民運動にまで進展、この結果自動販売機の内容改善や撤去など、かなりの成果をあげているものの依然として有害雑誌はあとをたたず、青少年の健全な育成を阻害しています。
 そこで社会教育推進会連合会、町内会連合会、PTA連絡協議会、子ども会世話人連絡協議会、連合婦人会、青年団連絡協議会、文化連盟、青少年補導委員会、民生児童委員連絡協議会の9団体で組織している富士市青少年問題協議会では、7月23日午後1時から市内御幸町大交番に本部を置き「有害雑誌追放」の呼びかけ運動と「青少年補導」を市内全域にわたって大がかりに展開します。
 実施の方法は、それぞれの関係機関や団体等が総出で有害雑誌は“大人の責任で”をスローガンに、買わない、見せない、読ませないの三悪追放のチラシを街頭補導しながら雑誌スタンド販売店等に配布します。
 富士市青少年補導センターの話によると、女子少年非行は年々エスカレートし、年令も13才の中学生から16才〜17才の高校生の年代が全体の53パーセントと増加しています。

非行防止対策 不良化から守るには

 青少年の問題をにつめて見ると、その多くは両親や家庭に問題がありますが、何といっても、明るい家庭や住みよい郷土づくりの根本は「人づくり」にあります。そこで私達市民一人一人、特に大人が自覚と責任をもって青少年を育てなければならない義務があると思います。

★家庭では
 親と子、家族がなんでも話しあえる明るいふんいきが特に必要です。さらに富士市の特徴は共かせぎ家庭が多く、中心部では75パーセント以上が共かせぎであるといわれていますが、扱った少年非行の60パーセントが共かせぎ家庭となっています。

★愛のひと声運動の徹底
 自分のこどものしつけに熱心な人でも家庭外の問題に無関心であるという人が案外多い。
 よその少年であっても非行や好ましくない遊びが目についたら、自分のこどもと同じように注意してやるのが「愛のひと声」運動です。
 市民のみなさんのご協力をお願いします。

★不良化の傾向としてあげられるものは
・理由もないのに学校や勤めを休んだり、休まないでもときどきぬけ出したり、遅刻早びきをしたりするのは徴候の現れです。
・学校や勤め先からまっすぐ家にかえらない。帰宅しても家族の視線をさけるようにしたり、1日の行動を話したがらない。こんなことがたび重なると注意が必要です。

*お子さんに悪い友だちができたり、非行化のきざしがみえたら、青少年補導センター(教育委員会内)へご連絡ください。
 補導センター 51-0123内線546

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