昭和51年12月31日現在で実施した「工業統計調査」の富士市のあらましが、このほどまとまりました。
なおこの速報の数字は、後日公表する「結果報告書」の数字と多少の違いがあります。
事業所数は1,328工場
まず産業別事業所数は1,328事業所で、このうち精密機械、非鉄金属がそれぞれ増加、減少したものはゴム製品、窯業土石、鉄鋼業、パルプ紙、などがあげられています。構成比でみますと、パルプ紙が344事業所(25.9パーセント)で第1位、以下一般機械238事業所(17.9パーセント)、金属製品132事業所(9.9パーセント)、食料品124事業所(9.3パーセント)、木材・木製品75事業所(5.6パーセント)の順になっています。
従業者数は45,937人
つぎに従業者数では、45,937人で前年にくらべ970人(2.1パーセント)の減少。産業別で前年とくらべ増加した主なものは、石油・石炭、電気機械、衣服、輸送機械等であり、一方減少したものには金属製品、一般機械、鉄鋼業、窯業土石、非鉄金属等です。従業者を産業別の構成比でみますとパルプ紙が16,646人(36.2パーセント)で第1位、つづいて輪送機械9,280人(20.2パーセント)、一般機械6,896人(14.9パーセント)等の順となっています。
また製造品出荷額等では、富士市が8,235億円で断然トップを占め、県下の総出荷額等の13.9パーセント、ついで浜松市の7,963億円(13.4パーセント)、清水市6,280億円(10.6パーセント)、静岡市5,229億円(8.8パーセント)、沼津市3,379億円(5.7パーセント)の順で、この五大市で県全体の52.4パーセントを占めています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 事業所数及び同構成比(県全数)
( 図表説明 ) 製造品出荷額等及び同構成比(県全数)
( 図表説明 ) 富士市の産業別事業所数
( 図表説明 ) 富士市の産業別製造品出荷額等