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【広報ふじ昭和52年】緑化作文・花壇コンクール

入賞者きまる

 市みどりの課とみどりいっぱい市民の会の第6回花壇コンクールおよび第5回緑化作文コンクール入賞者の表彰式が6月9日消防庁舎で行われ入選者にそれぞれ賞状と賞品を贈りました。各賞はつぎのとおりです。

◆花壇コンクール
緑いっぱい会長賞…西宮島南花壇、市長賞…西宮島児童遊園花壇、市議会議長賞…岳南神谷駅前花壇、市教育長賞…三四軒屋花壇、市教育委員長賞…依田原町花壇ほか14団体

◆緑化作文コンクール
〈小学校の部〉
緑いっぱい会長賞…今泉小4年鈴木敬子、市長賞…広見小5年今村順子、市議会議長賞…原田小6年小沢幸代、市教育長賞…富士第二小5年裏坂奈穂美、市教育委員長賞…広見小4年井出千春ほか63名
〈中学校の部〉
緑いっぱい会長賞…吉原一中荒木敏恵、市長賞…東中1年鈴木修子、市議会議長賞…田子浦中2年志田理枝子、市教育長賞…鷹岡中3年遠藤久仁子、市教育委員長賞…吉原三中2年小野佳寿美ほか19名

会長賞 〈緑化作文コンクール入賞作品〉

緑でいっぱいの家の庭
今泉小4年 鈴木敬子
- 写真あり -

 家の庭には、初め、さつきが10本、父のすきなつつじと母のすきなつばきが5本ずつありました。今から12年前、きょ年なくなったおじいさんがしんちくのおいわいに「緑をたいせつにしよう」とねがってうえてくれました。これらは、ちょうど兄と同じ年です。それから、私がうまれたおいわいに夏みかんの木をうえてくれました。今では、毎年70ものおいしい実をつけてくれます。だから、この夏みかんの木がとくにすきです。そして、どの木もみんな、家の人には思い出の深いものです。私は「家の木も二中にあるさくらの木のように太くなってくれるといいな。」と考えています。
 そこで、家の中でやくわりをきめました。父と兄が木のせわをするようになり、いっしょうけんめいそだてています。えだをきったり、虫たいじしたり、木をうえかえたりしています。草とりは、兄がなれない手つきでやっています。かきねからひりょうのきいた土がおちてくるので、ざっ草がよくのびます。ちょっと草とりをなまけると、両手でひっぱってもなかなかぬけないので、とてもくろうをしています。父は、うえ木などを買ってきてはせっせとそだてています。「まわりの緑にまけないように緑をどんどんふやしていくぞ」というのが口ぐせで、木が成長していくようすをうれしそうに見ています。
 私と母は、花だんを受けもっています。春にはチューリップ、三色すみれ、今ごろはバラ、あやめ、夏はひまわり、秋はきく、冬ははぼたん、すいせんというように、1年中さいています。けれど、青い小さな虫がついたり、毛虫が緑の葉にあなをあけたりするので、花がかわいそうになります。そんなじきになると、母がうえ木やさんからくすりをもらってきて虫たいじをします。私は、水をやったり草とりをしたりしています。
 そして、花がパッとさいたとき今までの苦しかったことをみんなわすれてしまって、みんなでいっしょによろこびあいます。それから、せっかくくろうをしてさかせた花ですので、花をきってへやにかざるのがかわいそうになります。だから、そのまま花だんにおいてながめています。そして、かれてたねやきゅうこんができるまで、花の一生をしっかりかんさつするようにしています。
 家の庭は、緑がとても多くなって、今では木も30本ぐらいにふえました。どの木もすくすくとのびています。青々とした葉がきらきら光っていて、大きくいきをするときもちがよくなります。また今年も花をいっぱいさかせて、きょ年よりもたねやきゅうこんをたくさんとるようにします。そしてうえる場所を広くしたり、ほかの花をうえたりして、いいにおいの中でくらしていきたいと思います。緑をもっとふやすためにこれからも木や花をどんどんうえていきます。
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