【広報ふじ昭和52年】『環境週間』大成功のうちに終わる
各地域ぐるみで街の美化清掃に奉仕 まちがきれいに
6月5日から始まった「環境週間」は、11日の元吉原地区、田子浦地区海岸清掃などを最後にのべ2万人余の市民が参加、市内の各所で美化清掃が行われ、街の公園や河川、道路など見違えるほどきれいになり、この環境週間行事は大成功のうちに終りました。市民の皆さんご協力ありがとうございました。
この週間中、主な行事を拾ってみますと、市内中学3年生による自然を観察する丸火自然公園めぐりをはじめ、広見公園内の市民の森の造成市青年団連絡協議会代表5名の1日機動隊長の工場視察や、富士見台小学校の児童全員による青空に願いをこめた風船上げなど。
また8日には、商店街の美化清掃や緑化作文、花だんコンクールの表彰、10日は河川パトロール及び鯉の放流、市内中学校、市立商業高校生徒らの工場視察など多彩な行事をくりひろげ大きな実績をあげました。
以下は、週間中、行った各種行事の主なものを紹介してみましょう。
今後はこれを機会に市民の皆さんともう一度わが家の周辺を見回り、ゴミの捨て場にならないよう、そしていつまでも富士市が美しいきれいなふるさとでありたいものです。
1日機動隊長ら興亜工業、藤沢薬品を視察
渡辺市長は、富士市青年団連絡協議会の石川寿彦さんを1日機動隊長に、山田義博さん、中村幹雄さん、仁藤のぶ代さん、渡辺寿江さんの4名を1日機動隊副隊長に任命しました。さっそく石川隊長ら一行は、渡辺市長らと市内の興亜工業株式会社および藤沢薬品工業(株)富士工場の公害防止施設をパトロールしました。
この日一行は会社の会議室で製品のできるまでの製造工程や公害防止施設のあらましについて説明を受け約3時間30分にわたり両工場内を熱心に視察しました。
「林地制水工」ことしも250箇つくる
環境週間行事の関連事業の一つとして6月10日市内桑崎字奥郷地先林業センター東側の市有林で「林地制水工」の取付作業を行いました。
この制水工というのは、自動車の古タイヤおよびクイにも使えない除材を使って利用する「タイヤ制水工」と「除伐材編柵工」という二つの工法があります。どちらも降雨時に林地内の土砂の流出を防止するための工法です。
タイヤ制水工は、自動車の古タイヤをくさり状にむすびつけ、積み重ねた両端をクイなどで止める工法です。また、上の半分には水がたまっているので野鳥のかっこうの水飲場として利用されているという。
コイ3,000匹を放流 潤井川、田宿川など
環境週間行事の一つとして市河川課では、河川の水質保全をはかるため市内の潤井川、早川、田宿川、滝川などへ鯉3,000匹を放流しました。
この日は、河川課職員や河川監視協力員がマイクロバスに分乗して、市内の主要河川をパトロール、河川美化推進のための“ゴミを川に捨てないでください”との立看板を市内10か所に建てたほか生後1年の鯉を川へ放流しました。
市河川課では、市民の皆さんに、放流した鯉をとらないでみんなで育てましょうと呼びかけています。
きれいな空に願いを…富士見台小で風船上げ
“環境週間”3日目の6月7日、きれいな青空を美しく……の願いをこめて、カラフルな風船約1,000個が富士見台団地の空高く舞い上りました。これは、ことし4月開校したばかりの市立富士見台小学校(小林智校長)の児童約430人が渡辺富士市長をはじめ川口商工会議所会頭など関係者が校庭に集まり、小林校長の音頭でサルビア、コスモスの花のタネや美しい町、澄んだ青空の願いのことばを託した手紙などをつけた風船約1,000個が一斉に富士見台団地の上空に舞い上り、花が咲いたようにとてもきれいでした。
終って同校玄関前で渡辺市長、川口商工会議所会頭、小林校長の手でケヤキなどの記念植樹が行われ、また同校6年生はグランド東側にツツジやサツキなどを植樹しました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 市内中学3年生の丸火自然公園内の自然観察
( 写真説明 ) 広見公園の市民の森の造成
添付ファイル
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