地震の大ゆれがおさまったからといって安心はできません。山ぎわ、がけ近く、川のふち、造成地などに住んでいる人は、次のことに注意してください。
(1)山津波・がけ崩れに注意!
山ぎわやがけ近くに住んでいる人は、キ裂や山鳴り、異常な湧水があったら崩れる前兆ですからすぐに避難してください。
(2)浸水に注意!
地震動によって、堤防の欠壊などがあると、そこから濁流が押しよせます。特に河床より低地に住んでいる人は堤防にキ裂があったら要注意。すぐに避難してください。
(3)感電に注意!
避難する際、切断された電線があったら要注意、地震が発生したらからといってすぐに送電が止まるとは限りません。絶対にさわったりしてはいけません。
(4)余震に注意!
大ゆれによって被害がないからといってすぐに家に戻ってはいけません。がけの場合などは、本震や余震で崩れやすくなっています。そのあと続くゆれに注意し、安全が確認されるまでようすをみましょう。
“がけ崩れ日頃の監視と早目の避難”
毎年、がけ崩れにより多くの人命、財産が失われています。私達の思いもよらないところに危険ながけ地がたくさんあり、災害があとをたちません。自分自身を守るために、もう一度まわりを見なおしましょう。
◆傾斜の角度が30度以上のがけ
◆高さが5メートル以上のがけ
◆斜面の地割れ、湧水のにごり、水のふき出し、石がパラパラ落ちるようながけ
◆上部がおおいかぶさっているがけ
◆よう壁や石垣に割れ目のあるようながけ
◆以前に崩れたことのあるがけ
以上のようながけ地が近くにありましたら特に注意してください。