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【広報ふじ昭和52年】学園ひろば

防火作文

 防火作文コンクールに50点の応募がありました。
 小学校の部の市長賞に富士第一小学校6年生船山和哉くんの“火を治める”が選ばれました。
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■火を治める

 地震、雷、火事、おやじ
 昔からよく言われる言葉で、この中にはこわいもの恐ろしいものがあげられています。しかし、同じ恐ろしいものでもこの中で2つに分けることができます。おやじは関係ないとして、天災と人災の2種類です。
 天災というのは字のごとく、自然のもたらす災害で地震や雷があげられますが、特に地震などは予知がむずかしいため、昨年末に東大の石橋教授が東海大地震説を発表した時などは、東海地方は一時パニック状態になりました。このように、天災はいつ何どきおこるかわからないため、人を恐怖におとし入れるには十分なものです。
 しかし、恐ろしいものは天災だけなのでしょうか。いいえ、決してそればかりではありません。ちょっとした人の不注意でおこる人災も恐ろしいものです。特に、その中でも何もかも灰にしてしまう火事があります。
 家の母は、いつも火の元についてはうるさいほど私たちに注意をあたえます。そして、ある日母はこんなことを言っていました。「火というのは大昔、人々が何万年という長い年月を経て手に入れた宝だよ。このおかげで、人々は食物の煮たきや体をあたためることを覚え、地球の主人になれたのよ。だけど、火は使い方によっては悪まにもなるわ。火を正しく治めることが人々の発展になるのよ」
 “火を治める”なんとすばらしい言葉でしょう。私は、この言葉に感動しました。そう、たしかに火を治めることができれば、火事などおきないことでしょう。しかも、その仕事はむずかしいことではないのです。ガスを使ったあと、夜ねる前、たばこを吸ったあとなどに、必ず、火はきちんと消されているだろうかと確かめればいいのです。いつかきっと、火事の消える日が来ることでしょう。その日を祈ります。
−もえる火を正しく使うは人の知恵−(文章略)

嗚呼(ああ)卒業

 ぽかぽかと、あたたかい春がやってくる3月。そして、別れの月でもある3月。
 今年の市内の卒業生は、小学校3,390人、中学校2,990人です。卒業記念行事も、あちこちの学校で行われました。
 元吉原中学校は3月14日、卒業生全員で学校近くの鈴川砂山公園に、黒松の苗4千本を植えました。
 砂山公園は、田子の浦港がよく見える海ぞいの公園です。みんなは潮風に吹かれながら、用意してきたクワやシャベルで穴をほり、1本ずつていねいに植えていきました。
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みつけたあ〜春の花

たんぽぽ(きく科)
 どこでも見かけるたんぽぽ。鮮やかな黄色の花は、まるで春の光のようです。
 花の形が鼓(ツヅミ)に似ているので、ツヅミ草ともいいます。
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