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【広報ふじ昭和52年】学園ひろば

ふるさと昔話

雄鹿塚と雌鹿塚

 むかし、むかし、浮島沼の中央に大きな美しいひとつの島がありました。その島の草むらに、夫婦の鹿が住んでいました。この鹿の夫婦は、大そう仲よく、くらしていましたから、人々がそのようすを見てうらやむほどでした。
 ところがある年のこと、大つなみがおそってきました。鹿は、つなみのあることなど夢にも思っていなかったので、あわてふためいて、あっちこっちにげまわりました。そして2頭の鹿は、とうとうはなれはなれになってしまいました。
 そのうち島は2つにわかれ、東側の島には雄鹿、西側の島には雌鹿と、わかれわかれになってしまいました。おたがいに、恐ろしさに悲しい声をあげてなきましたが、どうすることもできません。くる日も、くる日も、夕方になると、鹿はおたがいをしたってなきました。
 村の人達はかわいそうに思い、なんとかして助けてやろうと思いましたが、沼が深いのでよい考えもうかびません。そのうちに鹿は、悲しみのあまり死んでしまいました。
 そんなことがあってから、まだいくらも日がたたないころ、多ぜいのお百姓さんが夜、沼に行きました。すると沼のどこからか、鹿のなき声が聞こえてきました。その声はいかにも、もの悲しく、さびしさにみちていました。
 村の人達は、鹿をあわれに思って、鹿の霊をなぐさめる塚を造ってやりました。それからは、鹿のなき声はピタリとやんだということです。
 この塚を雄鹿塚(今の原)雌鹿塚(今の浮島2丁目)と呼んでいます。

横断歩道のわたりかた

 宮の上保育園で、交通教室を開きました。
 先生は、交通指導員のお姉さん。正しい横断歩道のわたりかたの勉強です。みんなは、正しいわたりかた知ってる?まず手を上げて、右みて左みて、そしてもう一度右を見てからわたるんだよね。
- 写真あり -

校章完成あざやかな

 2月12日、須津中学校新校舎のかべに、大きな校章が取り付けられました。
 この校章は、3年生全員が4か月かかって作り上げた卒業記念です。カツラの木に、センダンの樹の葉をデザインしたものを3角形に組み合わせ、中心に「中」の字が入っています。センダンの葉はグリーン、中の字は金色で、とてもあざやかです。
 まもなく卒業。でもこの校章はいつまでも残ることでしょう。
- 写真あり -

こどものからだ

はしか これからがシーズン
 子どもはだれでも1回はしかにかかります。みんなは、もうかかったかな。
 はしかは、38度くらいの熱に、セキ、鼻汁、目やに、そして、赤いブツブツの出るのが特徴です。
 はしかは、人にうつる力が強い病気です。だから、鼻汁やタンにまじっているビールスを吸いこむと、どんどんほかの子どもにうつります。人にうつる期間は、赤いブツブツの出る3日前から、出てしまってから4日目までです。
 はしかは、これから初夏にかけてが、シーズンです。
 予防注射を受けてありますか。まだかかっていない子どもは、早めに受けておきましょう。
添付ファイル
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