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【広報ふじ昭和52年】51年の火災統計まとまる 富士市消防本部

4日に1件市内のどこかで…

 富士市消防本部は、昨年1年間における市内の火災発生状況をまとめました。それによると、去る48年以来はじめて100件を割り、火災の発生件数が減ったことを示しておりますが、それでも市内のどこかで、およそ4日に1件ぐらいの割合で火災が発生して1件当り159万1,000円の財産が灰になっており、いかに火の後仕末が大事なことかを教えています。


約40%が冬場の火災

 まず、火災の発生状況を月別に見ますと、2月が14件で最も多く、3月10月が各4件で最も少なくなっており、1年間に発生する火災の約40パーセントが火を多く使う冬場に集中していることがわかります。


ばかにならない子どもの火あそび

 更に時刻別に見ますと14時から16時までの間が最高で14件、最も少ないのが朝の4時から6時までの間の2件となっていますが、これを建物火災だけに限って見ますと10時から12時までの間と14時から18時までの間が、家庭で多く火を使う時間帯のためか、出火率が高くなっていますまた、子どもの火あそびによる火災もばかにならず、全体の火災の15.3パーセントに当る13件も発生しており、週末に多くなっています。子どもの火あそびでは、マッチのいたずらが一番多く、次に花火によるもの、ライターによるものの順になっています。
いぜん多いたばこの不始末

 しかし、何といっても火災原因で相変らず多いのは、たばこの投げ捨てなどによる火災で、昨年も14件(16.5パーセント)発生し、出火原因の1位を占めています。このたばこによるものとしては、投げ捨てによるものが一番多く、次いで消しわすれ、くわえたばこの順となっています。


死傷者が30人も 消火よりも予防を!

 また、昨年、1年間に火災によって3人が死亡し、27人がやけどやけがをしています。
 このように、ちょっとした火の不始末から尊い人命や貴重な財産が失われており、富士市消防本部では、大事に至る前の火災予防に心がけていただくよう市民のみなさんにご協力を呼びかけています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 今日も市内のどこかで
- 図表あり -
( 図表説明 ) ■火災発生状況
( 図表説明 ) 原因別発生状況
( 図表説明 ) 過去4年間の火災発生件数と損害額

火災は人災防ぐはあなた!

春の火災予防運動2月28日〜3月13日
添付ファイル
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