かわいい孫たちのために……と、ひまを見ては古着を利用して雑きんをつくり、幼稚園や学校などに10年以上も贈りつづけて大変喜ばれているおとしよりだけのグループをご紹介します。
このグループは、市内浦町にある“浦島会”というグループ。浦町のおとしよりだけの会というところから、おとぎ話の浦島太郎にあやかって付けたのがこの会の名前で、昭和40年に会をつくって現在は89才の井上ふゆさんを最年長に会員数は男女合わせて92人。
みんなが浦島太郎のようにいつまでも元気で、長生きして少しでも世の中の役に立とうと10年前にはじめたのがこの雑きんづくり。
各自が、家にある着古した布切れを公会堂に持ちよっては、たのしい世間話に花を咲かせながら雑きんづくりに励んでいます。
でき上がった雑きんは、年に2回岩松中学校と岩松小学校、岩松幼稚園、社会福祉センターなどに順番に寄贈していますが1回に100枚から120枚も縫い上げるので、贈られた側は“大変たすかります”と大喜びです。
このほか、30人の男の会員と一緒に、年に5回位、近所のお寺の墓地を掃除したり、勤労奉仕や若い人達にかわって自動車税の集金なども行っており、また、旅行や盆栽、民謡など各自の趣味に合った手習いなどで若い人達にも負けないような、楽しい会を運営しています。
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( 写真説明 ) 【楽しい語らいの中で雑きんづくりをする浦島会のおとしより】