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【広報ふじ昭和51年】学園ひろば

ふるさとの歴史

ふじ市の製紙4
 不景気の風にゆれる製紙工場

 大正時代になると、手すきの和紙工場がだんだんなくなって、かわりに機械すきの和紙工場がふえていきました。
 大正3年、第1次世界大戦がはじまると、戦争のため洋紙やパルプの輸入ができなくなってしまいました。紙の量は少ないのに、紙を買いたい人は多ぜいですから、ねだんは天井しらずに上がり続けました。
 こうなると、紙はどんどん売れて製紙工場は景気がよくなります。どこの工場も、夜おそくまで仕事をしたり、新しい機械にかえたりして、紙をたくさん作ることに一生懸命でした。
 新しい工場もあちこちにできました。大正4年から9年までの6年間に泉町や原田、宇東川を中心に市内に16社も生まれました。
 ところが戦争がおわると、急に不景気になりました。えんとつの煙も一つずつ消えて、仕事を休んだり、つぶれてしまう工場がめだつようになりました。
 円本(えんぽん)が発行されたのは、このころです。円本というのは1冊1円で買えた本のことです。
 円本の発行で、紙の使用量も少しふえました。製紙工場は、やっとひと息つくことができましたが、あいかわらず苦しいままで、昭和へと移っていったのです。

“汗は守りにも使いたい”が東海郵政局長賞

吉原第一中学校2年 木村早登美
- 写真あり -

 簡易保険作文コンクールで、吉原第一中学校2年生、木村早登美さんの作品が、東海郵政局長賞に選ばれました。
 ふとしたことから簡易保険を知り、興味をいだいていたことを「汗は守りにも使いたい」という題で書いた作品です。

かりがね祭り

 岩松小学校は、かりがね堤のすぐ近く。古郡孫太夫から子供の重政へそして、そのまた子供の重年のときやっと完成したかりがね堤。300年以上たった今でも、びくともせずにまちを水害から守ってくれます。
 全校生徒で祝うかりがね祭りも、今年で3回目。祭りのたびにぼく達は、かりがね堤について勉強します。
- 写真あり -

小中学校統計図表展

 小中学校の統計図表展を、11月20日と21日、吉原市民会館で開きました。小学校から134点、中学校から82点の応募がありましたが、この中から35点を選んで展示しました。
 入賞した作品は、どれも実際に自分が見たり、聞いたり、調べたりしてあって、グラフも、だれにもよくわかる表わし方をしてあります。

■小学校の部
 ・市長質 中山雄二(吉原小3年)本町通り南側通った人しらべ
■中学校の部
 ・市長賞 植田久美子 秋山美広(鷹岡中1年)富士根駅の乗降客数
- 写真あり -
添付ファイル
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