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【広報ふじ昭和51年】公害被害者が900人台を越えました

寒さを吹きとばして健康なからだを……

 市内で公害被害者に認定された人が、9月末で900人の大台を越えました。
 市内の公害被害者は、10月の認定会で新たに10人が認定され、911人になりました。この内訳けは、男子が494人、女子が417人で男が77人多くなっています。更にこれをおとな(15才以上)とこども(15才未満)に分けてみますと、おとなが340人(男134人、女206人)、こどもが571人(男360人、女211人)となっており、公害に対しておとなよりこどもの方が敏感に感じやすいことがわかります。しかし、長い間の実績をみますと審査の結果,いままでに公害被害者に認定された人は、おとな388人(男165人、女223人)、こども662人(男413人、女249人)に対して、治った人はおとながわずか11人(男5人、女6人)なのに、こどもは62人(男35人、女27人)で治る率もこどもの方がよくなっています。また、これを地域的にみますと、国の公害健康被害補償法による認定者675人に対して、市の公害健康被害補償条例による認定者は236人となっており、やはり、山間部よりも煙源の多い市街地の方がはるかに多くなっています。
 なお、現在、公害被害者に認定されている911人の病気別の内訳けは次の表のとおりで、ほとんどの人が呼吸気系の病気にかかっております。
 これから冬に向って寒さも一段ときびしくなりますので、健康な人もおおいに運動して公害に負けない丈夫なからだを鍛えましょう。

 公害被害者病気別内訳
・慢性気管支炎    38人
・気管支喘息    807人
・喘息性気管支炎   47人
・肺気腫       19人

新しい認定審査会委員

 公害健康被害認定審査会の委員が10月1日から次の方々に決まりました。期間は、53年9月30日までです。
(敬称略)
・会長  谷道也 (医師会長)
・副会長 土屋重義(同副会長)
・委員  秋山芳光(同理事)
     井出寛 (同)
     杉山毅 (富士労働基準監督署長)
     瀬尾究 (富士中央病院小児科医長) 
     長橋勝啓(弁護士)
     原順一 (医師会副会長)
     船橋茂 (千葉大助教授)
     村上義三(富士保健所長)
     望月泉 (医師会理事)
     吉田亮 (千葉大教授)
     渡辺了 (医師会顧問)
- 写真あり -
( 写真説明 ) ぜんそく治療器で治療を受けるこども達

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