市内には、おとしよりをはじめ耳の不自由な人がおおぜいいます。こうした人達の悩みを少しでも解消しようと今度、富士電報電話局では耳の不自由な人でも楽に通話のできる電話機など3種類を希望者のお宅に取付けていますのでご紹介します。
◇シルバーホン“めいりょう”
この電話機は、相手の声を普通電話機の18倍までの大きさで聞くことができる便利なものです。ふだん向き合って話をしても聞こえない人(難聴程度4級)や40センチメートル以上はなれて話をすると聞きとれない人(難聴程度6級)でも楽に通話ができ、音量はツマミで自由に調節できるので家族みんなで使うことができます。(使用料は月額170円、工事料2,000円)
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◇フラッシュベル
電話がかかってくると、写真のフラッシュのようにランプがベルの音に同調してパッ!パッ!とつき“めいりょう”の付属装置として使えば耳の不自由な人だけでなく、騒音のはげしい工場や広い部屋でも効果的です。(使用料は月額200円、取付料2,500円)
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◇シルバーベル
耳の不自由な人の中には、普通の電話畿のベルの音では聞きとれないが、もっと低い周波数の音ならわかるという聴力特性を持った人がいます。この人達にも十分聞きとれるのがシルバーベルで、300ヘルツと500ヘルツの2種類があります。(使用料は月額180円、取付料2,500円)
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