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【広報ふじ昭和51年】稲荷塚古墳と山ノ神古墳も市指定史跡に【その2】

古墳を大切に保存しましょう

前号にひきつづき、今回、新たに市指定史跡に指定した稲荷塚古墳と山ノ神古墳をご紹介します。
稲荷塚古墳

■史跡 稲荷塚古墳(船津古墳支群L第73号墳)
・員数 1基
・所有者(管理者) 秋山光雄さん
・所在地 富士市船津651〜1
・現状及び内容
 海抜40メートル、春山川の河谷原に位置する円墳で径9メートル、高さ1.8メートルで、内部主体石室部が露出開口している。石室は安山岩の自然石を用いた乱積無袖形の横穴式石室で長さ6メートル、入口巾1.1メートル、中央底巾1.3メートル、奥壁底巾1.2メートル、天井巾中央0.6メートル、奥壁天井巾0.7メートル、高さ入口0.7メートル、中央部高さ1.21メートル、奥壁部高さ1.23メートルある。
 主体の方向は北に対し4度東に偏する。
 封土は、主体中央部が最も厚いJ10号墳(千人塚古墳)と小規模ながらほぼ形式は同じである。後期古墳。
山ノ神古墳

■史跡 山ノ神古墳(東田子浦砂丘古墳支群M第2号墳)
・員数 1基
・所有者(管理者) 山ノ神神社
・所在地 富士市柏原新田字山ノ神
・現状及び内容
 庚申塚古墳の東方約150メートル、海抜5メートルの砂丘地に占地する前方後円墳、長軸41.6メートル、後円部の径21メートル、高さ3メートル、前方部の長さ18メートル、同巾15メートル、墳丘は南側で鉄道線路のため全体の約3分の1が削りとられている。前方部は古くから開墾されて畑となっており、原形は著しくくずされていて明らかでないが、畑の形から東西に長い長方形となっており、前方部のあまり発達しない形のものが想定される。
 墳丘全面に径15〜20メートルの浜石が敷きつめられている。また、円筒埴輪片が出土することから墳丘のまわりに円筒埴輪列がめぐらされていたことが考えられる。その他、墳丘面及び周域から須恵器の破片がかなり出土する。後期古墳。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 【稲荷塚古墳】
( 写真説明 ) 【山ノ神古墳】

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