【広報ふじ昭和51年】特集 町内会連合会が親孝行運動
富士市町内会連合会は、6月4日吉原市民会館で行った昭和51年度の総会で、新年度事業計画の第1目標に「親孝行運動の推進」を掲げ、各種団体と協力して今後この運動を強力に推進して行くことを申し合わせております。家におとしよりや両親と同居している人はもちろん、遠くはなれている人も里帰りなどで両親のもとへ帰ったときは、こども達の前で自から親孝行の模範を示してやりましょう。
親孝行運動推進の趣旨
経済の急成長に伴い、物質面における我々の生活は、大変便利になりましたが、一方核家族化や、共稼ぎ家庭が増えている中で、親子のふれ合いが少なくなり、とかく親の有難さが忘れられ、親族間での財産争いや、子捨て、子殺し犯罪の低年化等精神面は極度に荒廃し、今や豊かな人間性の回復の必要性が大きく叫ばれております。
また、人間が地球上に生命を受け万物の霊長と言われ、今日の繁栄に至るまで、この生命をはぐくみ育ててきたものは親であることをはっきりと認識しなければなりません。
そこで、我々は、人間であることを強く自覚し、各種団体と連携をして、親を敬い、常に親に対する感謝の気持を忘れず、親を大切にするよう「親孝行運動」を全市民の運動とし、その展開を図っていきたい。
おそろしいシンナー遊び
青少年をとり巻く社会環境の複雑多様化が青少年に与える影響は大きい。ともすれば自己を見失い非行に走る傾向が著しく、特に、シンナー等の乱用者が激増しているため県下一斉に青少年のシンナー乱用防止呼びかけ運動が行われています。富士市でも、7月中に街頭補導と巡回広報で先制攻げきをかけ夏に多いシンナー乱用者の発見と補導に全力をあげています。よそのこどもでも、シンナー遊びなどをしている場面を見たら110番などで関係機関に通報しましょう。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 〔富士市内〕
( 図表説明 ) ●青少年がシンナー等の乱用で補導された状況 (51年1月〜5月)
( 図表説明 ) ●動機はこんなところから… (50年1月〜12月)
◇シンナーなどの乱用はこんなにおそろしい
1.鼻、口腔、気管支などの粘膜が炎症を起こす。
2.注意力が散漫になり、理解力、判断力がなくなる。
3.意識障害をおこし、幻覚症状がおきる。
4.食欲不振から栄養失調症状をおこす。
5.肝ぞう、じんぞうが侵され貧血、白血球が減少する。
6.呼吸困難、ショック症状から急死する。
- 図表あり -
=これは危険信号=
・勉強部屋や衣服からシンナー等のにおいがする。
・不必要なシンナーや、ビニール袋をもっている。
・不必要なコーラ等のびんを持っている。
・食欲がなくなる。
・元気がない。
・勉強ぎらい。
・仕事ぎらい。
・顔に油気がなくなる。
・口のまわりが白くあれる。
・ロレツがまわらない。
◎青少年を危険なシンナー類等有機溶材の乱用から守りましょう
添付ファイル
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