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【広報ふじ昭和51年】学園ひろば

ふるさと昔ばなし

りゅうがん渕

 昔、滝戸村の名主さんの家でおよめさんをもらうことになりました。結婚式に100人前のおぜんやおわんを用意することになりましたが、なにしろたくさんの数ですからなかなかそろいません。
 あすはもう結婚式です。準備係の与兵衛さんは、ほんとにこまってしまいました。きょうも朝からあちこち歩きづめですっかりつかれてしまった与兵衛さんは龍巌淵(りゅうがんぶち)の冷たい水で手足をあらい、一休みしているうちに、いつのまにかうとうと眠ってしまいました。
 すると、夢の中に、白いひげのおじいさんがあらわれました。「与兵衛よ聞けわれは龍厳淵の主である。おまえは正直者だから願いごとをかなえてやろう。あすの朝6時に大岩の上に立ち、願いごとをいえ」そういったかと思うと、おじいさんの姿はスーと消えてしまいました。(つづく)

見直してみませんか 自然の中で育つ野草を

 野山にでかけて、野草をつんでみませんか。
 野草の一番豊富なシーズンは春。ワラビ、オオバコ、タラノメ……みんなも食べたことがあるでしょう。これから夏は、ツユクサ、クローバー、ヨメナが安心して食べられます。
 自然の中で育つ野草は、とても力強い生命力をもっています。
 公害も、肥料も、農薬も知らずにきれいな空気と太陽の光をいっぱいあびて育った野草。
 野草はこれを食べる人にも、力強い生命力を与えてくれるかもしれません。
 野草のおひたしやてんぷら。
 私達の生活の中に、ちょっぴりそんな自然の恵みをとり入れてみませんか。
 親と子の自然をたずねる会を6月5日と6日の2日間、丸火自然公園で行いました。
 野鳥の観察や、野草をおかずにハンゴーすいさんをしました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) タラノメ
( 図表説明 ) ヨメナ
( 図表説明 ) オオバコ
- 写真あり -
( 写真説明 ) 食べられる野草さがし

こどものからだ 3

夏かぜにご用心!!
 夏のカゼは、冬のカゼにくらべると症状はかるいようです。
 夏、プールで遊ぶ子ども達に流行するプール熱も、夏カゼの一つといえるかもしれません。
 ブール熱は、熱がでたり、のどのいたみ、結膜炎がおもな症状ですが、そう重くはならないようです。
 カゼは、ほとんどビールスによっておこります。
 ですから小さい子どもが、保育所や幼稚園で感染してくることが多いようです。
 高い熱がでたら、冷やすことと水分を十分与えることが大切です。
 子どものカゼは、副鼻腔炎、中耳炎、肺炎などをともないます。
 「たかがカゼくらい…」と思わず、早めに医師の手当をうけましょう。
 うがいや、ふだんから体力をつけておくことがカゼの予防に役立ちます。
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