【広報ふじ昭和51年】自然環境保全会議が発足
○…昭和51年1月15日発行の暮らしのたよりでお知らせいたしました。「富士市の自然環境の保全と緑の育成に関する条例」が本年3月1日より施行され、この条例により市長の付属機関として「富士市自然環境保全会議」が、3月22日発足いたしました。保全会議の委員は30人で、市議会議員、公共的団体の役員、行政機関の職員、知識経験者、市の職員で構成されております。議長には、加藤源治さん(富士市町内会連合会長)副会長には、後藤篤美さん(富士市農業委員会振興部会長)に決まりました。
保全会議は、自然環境の保全と緑の育成に関する基本的事項や、重要な土地利用事業に関する事項等、市長から諮問のあった事項を調査審議して意見を出す機関です。
諮問第1号は太陽グリーンランドのゴルフ場造成
○…この保全会議への諮問第1号として「太陽グリーンランド(株)のゴルフ場造成に係る土地利用事業と自然環境の保全について」の諮問書が4月23日保全会議加藤源治議長に手渡されました。
諮問事項
自然環境は、住民の健康で文化的な生活に欠くことのできないものにして限りない恩恵を賦与するところであり、経済活動のための資源としての役割を果すと同時に、自然環境自体が豊かな人間生活に不可決の構成要素となっている。
このため自然を構成する諸要素間のバランスに注目する生態学的思考のもとに、次代に継承すべき自然環境を適正に保全する観点から、広範囲の土地にわたるゴルフ場造成行為が及ぼす地域の自然環境に与える影響と、その適応性を考究することが必要である。
したがって、植生の保全、治山治水機能の保全、流域河川機能の保全、自然景観の保全、周辺農林地への影響及び地域住民の生活環境への影響等々、重大な係わり有する本件ゴルフ場造成事業計画については、かかる要因のもとに、自然環境の保全の主旨にかんがみ、如何に対応し措置することが至当であるとすることについて貴保全会議の意見を得て、これを行政事務に資すべく、ここに諮問いたすものである。
○…この諮問を受けて保全会議では今後調査審議を行い、その審議結果を市長に答申することになります。
- 写真あり -
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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