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【広報ふじ昭和51年】おたずねします

樹木を植えるのによい時期は

家を新築したので庭をつくろうと考えていますが、せっかく植えても枯らしてしまったのでは、残念ですし無駄使いになります。樹木によって植えるのによい時期があると思いますが、市で春と秋に開いている植木市はそれに合わせてあるのでしょうか。それと庭木にはどんな種類を植えたらよいか、わかりましたらおしえてください。 <富士見台・加藤>

◇常緑樹の移植は4〜6月が適期

 4月はサクラの花からはじまり、ライラック、ハナミズキ、カイドウと咲きつがれて下旬ごろからボタンが満開となり、芳香をただよわせてくれます。いろとりどりのツツジが咲くのも今月です。樹木や草花は新しい芽をふき春の装いをします。
 さて、おたずねの樹木の植え変え時期ですが、常緑樹は4月から6月が適期で、比較的芽の出るのが早いものは中旬、そのほかは下旬から6月にかけてです。落葉樹はもうすぐ新芽が出るので、移植にはあまりよくありません。植え変えるのは、葉の落ちた10月下旬から翌年の3月上旬までです。
 庭木によい樹木は、常緑樹でサザンカ、サツキ、モチノキ、カイズカイブキ、ツバキ、クチナシなど、落葉樹でクメモドキ、カエデ、カイドウ、サルスベリ、イチョウなどがあります。以上の樹木はほんの一部ですが、庭をつくる場合、常緑樹、落葉樹などの高木、低木をうまく利用し、バランスよく植えること、1年計画でやることが理想的です。
 なお、梨の赤星病の中間寄生植物となっているイブキ、シンパク、ネズミサシエンピツビャクシンなどは梨園から1キロメートル四方では植えられませんので注意してください。
 緑と花の百科展は4月と10月の2回開いていますが、この時期は気候もよく花の咲くものが多く見られることや、植木の手入れによい時期です。それと春は常緑樹、秋は落葉樹の植え変えに適しているためです。今年も緑と花の百科展を、4月18日に市役所北側駐車場で行います。
 なお、緑と花の相談は、みどりの課(51-0123 内線333)で行っています。緑と花の百科展でも相談コーナーを設けてありますからご利用ください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 緑と花の百科展は4月18日に開きます

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