入学期を前に学用品の値上がりが心配されるため、富士市消費生活モニターが、学用品の試買調査を実施しました。調査は1月15日から17日までの3日間に市内で学用品を扱っている小売店51店舗と小学校の購売10か所で行いました。
調査品目は、クレヨン、水彩絵具、色鉛筆、鉛筆、ノート、下敷、セロテープ、のり、墨汁サインペンの10品目で、同一メーカー同一製品を元にしました。 この調査結果がまとまりましたが、小売店では
・クレヨン(12色紙箱入)270円−150円、平均234.6円
・水彩絵具(12色紙箱人)450円−330円、平均438.5円
・色鉛筆(12色ブリキケース入)400円−500円、平均484円
・鉛筆(HB1ダース)170円−240円、平均225.9円
・ノート(40枚6号)120円−80円、平均102円
・サインペン50円−70円、平均66.8円
同じ品目を学校購売でみると
・クレヨン240円−210円、平均220円
・水彩絵具450円−350円、平均375.7円
・色鉛筆(12色紙箱入)300円−200円、平均250円
・鉛筆240円−180円、平均215円
・ノート(30枚)55円−50円、平均51.7円
・サインペン50円−45円、平均48.3円
などで、直接比較のできないものもありますが、平均価格は小売店に比べ学校の購売がわずかに下回っています。しかし、価格の高低差は、いずれも大きくバラツキが目立っています。
見てくれより中味で
また、色鉛筆の場合、ブリキケースと紙箱で200円も差があり、内容は同じでも見た目がよければというものもあります。しかし、ブリキケースは一度買えば長持ちしますからつめかえて使うなど工夫すれば、高い物を買わないでもすみます。
学用品に限らず言えることは同じ商品でも見てくれより内容を良く見比べて買うことがムダを省くことになります。
なお、この調査結果は、2月11日〜12日に吉原市民会館で開く「みんなで考えよう1976くらしの中の消費者展」に展示するとともに、学用品の価格協力を結ぶ資料にされます。
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( 写真説明 ) 試買した学用品の値段を調べるモニター