富士市 FUJI CITY Official Site

富士市長　渡辺彦太郎
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　昭和51年の新春を迎えるにあたり謹んで市民の皆さんにご挨拶申しあげます。
　昨年は、インフレ、不況の長期化と産業界の不振によって、市財政はかってない試練に遭遇することとなりましたが、このような深まる危機と不安に埋没することなく、積極的な予算を編成して、市民生活の防衛と多様な市民要求に応える施策を推進してまいりました。
　さて、新らしい希望の年を迎えることとなりましたが、ご承知のように本年も引続き厳しい経済状勢と低成長時代に移行する多難な苦悩が予測されますが、こうした困難を乗り越えて、真に市民が主体となる財政自治の基盤を築きあげなけれはならないと思います。
　また、従来から懸案となっております国一沼津、西富士バイパス等の早期完成、富士・愛鷹山麓の自然環境の保全と製紙スラッジの処理等の今日的な課題への対応と解決にあたっては行政の全能を傾注してまいります。
　現在当市が策定中のシビルミニマムの達成を目標とした市民が創造する新らしい都市づくりの指針に基づいて、市民が安全、健康、快適かつ能率的な生活が確保される魅力あるまちづくりに、取組む所存であります。
　ここに、意義ある年頭に際し、改めて、市政へのご理解、ご協力を賜わりますようお願い申しあげましてご挨拶といたします。

富士市議会議長　中井浜次郎
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　20万市民のみなさま、あけましておめでとうございます。
　昭和51年の新春を迎えるにあたり謹んで年頭のご挨拶を申しあげます。
　今更申しあげるまでもなく、わが国の経済はまれにみる高度の成長を続け、産業構造の高度化と都市化の進展はめざましいものがあります。その反面、過密過疎の問題をはじめ公害の激化、交通事故の増大、住宅難等々、経済社会活動全般にわたり大きな「支障」と「ひずみ」をもたらしています。とりわけ、石油危機に端を発した物価の高騰は依然として衰えをみせず、国が打ち出した総需要抑制策は地方自治体の事業計画財政運営に著しい支障をきたすとともに、不況の嵐は市民生活をおぴやかしてまいりました。
　このような社会経済の激動のなかにあって、昨年4月、市民の大きな期待と、あたたかいご支援により枢機に参画いたしました私どもは、終始公正に市政の諸問題と取りくみ、慎重に審議し、みなさまのご期待にそうよう懸命な努力を重ねてまいりました。
　「きれいな空、きよらかな水、あたたかい心」のあふれる郷土富士市の実現こそ私どものねがいであり、それには一歩一歩を大切に踏みしめ、誠心誠意の努力を傾注する必要があると信じます。
　何卒、市政に対するみなさまの一層のご理解とご協力をひたすらお願い申しあげまして年頭のご挨拶といたします。