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カッパの恩返し

　吉原本町の唯称寺（ゆいしょうじ）には、カッパにもらった茶つぼというのがあります。まだ唯称寺が、中吉原宿にあったころの話です。
　ある晩、唯称寺のおしょうさんは　カッパが白ひげのおじいさんになって現われた夢をみました。
　「おしょうさん、私はさんまたに住んでいるカッパです。この間の洪水でマンガ（田をたがやすクワ）が流れてきて入口をふさいでしまい、子供達が出入するのに大変こまっています。どうかマンガを取って下さい」とたのみました。
　おしょうさんは、ほんとうにそんなことがあるだろうかと思いながらあくる日、さんまたに出かけてみました。
　すると夢のとおり土手の下に、マンガがひっかかっていました。おしょうさんはこれだなと思い、苦労してやっとマンガを取り除きました。
　その晩、おしょうさんは、またカッパの夢をみました。「今日はどうもありがとうございました。これは私が川の底でひろった茶つぼですがお礼のしるしにおいていきます。またこれからは、唯称寺が火事や水害にあわないようにしておきました」カッパはそういいながら、うれしそうに帰っていきました。
　あくる朝、おしょうさんが玄関に出てみると、ちゃんと茶つぼがおいてありました。
　それから唯称寺はいままで、一度も火事になったことがないそうです。

　中体連駅伝大会が11月14日、大淵の吉原林間学園を中心にしたコースで行われました。大淵コースは昨年に続いて2回目、地元の大淵中をはじめ岳陽中など11校が参加し7区間（1区間4,700メートル）で健脚を競いました。
　今回は、各チームの力が接近し優勝争いは混沌としていましたが、選手層の厚い岩松中が初優勝しました。なお、区間最高記録は昨年に続いて鷹岡中の望月勝也君（2年生）が15分41秒を出しました。
■優勝　岩松中　1時間56分55秒
■2位　吉原第一中　1時間57分23秒
■3位　須津中　1時間57分36秒
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　リード合奏、器楽合奏、二部合唱など日ごろの成果を発表した第9回富士市内小学校音楽発表会。今泉小、鷹岡小など20校から32グループが参加して11月11日富士文化センターで行いました。
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