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【広報ふじ昭和50年】農業センサス集計結果

農家はますます減少

 1975年農業センサスを本年2月1日に行いましたが、調査にご協力ありがとうございました。
 農業センサスは、農家に関する国勢調査ともいうべき総合的な統計調査で、昭和25年以来5年ごとに実施されています。調査は経営耕地面積5アール以上と5アール未満でも過去1年間に農産物販売額が7万円以上あった世帯を農家として行いました。調査によって我が国全体の農業、農村の姿をはっきりとらえることができますから、結果は、国なり県なりでいろいろな農業施策を行う場合の最も基礎的な資料となります。それでは調査結果をお知らせいたします。
 工業化、市街化区域の拡大などで耕地面積は毎年減っていますが農家数、農家人口も前回の昭和45年調査に比べ大幅に減少しました。
 農家数は5,479世帯で、前回に比べ527世帯減少しました。農家人口は29,118人で、4,577人減っています。
 このうち専業農家は605世帯で前回に比べ236世帯減少しました。
 兼業農家をみても第1種(自家農業を主とする農家)は、1,112世帯で前回より99世帯減少、第2種(自家農業以外の仕事を主とする農家)は3,762世帯で、192世帯減っています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 年別農家人口
- 写真あり -
( 写真説明 ) 労働力の不足は機械化で

おたずねします

農産物の流通にはどうしても卸売市場が必要だといいますが、それはなぜですか?

■農産物は生産や出荷が調整しにくい
 農産物は1.産地が全国に分布し、できぐあいや出回りが天候に左右されやすく、生産がきわめて不安定。2.本来規格性、貯蔵牲に乏しい。3.需給のバランスがとりにくい。ということから一般商品とは違った性格をもっています。

■消費も零細
 農産物の多くは貯蔵性が低いうえに、腐敗、変質性は高く、各家庭の貯蔵機能も充分でありません。このため、消費者のほとんどがその日に必要なものだけを購入します。購入する品物はその日の天候や気分によって変わりますから、小売店も常に消費者の買う物を見通した品揃えが必要です。したがって、一般商品のように一時に大量に仕入れて、順次販売していくことが困難です。

■農業物の流通に必要な卸売市場
 このように不安定な流通事情を考えると、適種適量の品揃えと能率的な荷さばきができ、生産者にも消費者にも納得のいく価格形成を行うためには、どうしても卸売市場が必要です。市場には色々な品物が大量に集まりますから、仕入れに来る多くの買手と取引を集中的、能率的に行うことができます。
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