【広報ふじ昭和50年】幼児を交通事故から守る
遊びながら交通の勉強をする“りすさんクラブ”
市内で9月までに発生した人身事故は700件、このうち幼児が関係している事故は103件で、7件に1件の割合で起っています。このほとんどがとび出しや車の直前直後の横断、路上遊びなどで、母親が近くにいながら事故に合うケースも多くあります。言い変えれば幼児の交通事故のほとんどが親の不注意によって起るともいえます。
幼児の交通事故を防ぐには、子供だけでなく親と子がいっしょにそろって交通安全の勉強を行うことが必要です。そこで、保育園や地域で、遊びながら交通の勉強をする幼児の交通安全クラブの結成を進めています。昨年12月鷹岡保育園をはじめ、南保育園、鮫島、宮島新田、旭化成川成島、柳島、中丸第2、上五貫島、田子、三四軒屋、前田新田、日東、助六、中丸第1、下五貫島、小須、千鳥、富士見ケ丘、前田の20団体で結成しました。各クラブは子供達に親しまれやすいように“りすさんクラブ”と名前をつけ、活動を行い効果をあげています。
◇指導者200人が参加した研修会
幼児交通安全クラブの指導者がこのほど旭化成の体育館で研修を行いました。会場には200人の若いお母さんが集まり、幼児の交通安全対策の講義や交通安全体操、ゲームなどの指導を熱心に受けました。
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子供の特性を頭に入れ具体的な指導
幼児には共通して、交通に関する特性がありますので、皆さんも、かわいい子供さんを事故から守るために次のことを頭において指導を行ってください。
〔幼児の特性〕
1.自己中心的である
2.ひとつのものに注意が向くと他のものが目に入らなくなる。
3.車など、物かげで遊ぶ傾向がある。
4.手をあげれば車は必ず止まってくれるなど単純にしか理解できない。
5.なんでもよくまねる。
6.その時の気分によって行動が変わる
7.行動を通して具体的に教えないと理解できない。
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( 写真説明 ) おかあさんも熱心に指導方法を勉強
◎3本指のやくそく かならず とまって みぎひだり
添付ファイル
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