【広報ふじ昭和50年】名作をカセットテープに
眼の不自由な方も読書が
市立中央図書館は、眼の不自由な方や寝たきりのお年寄りなどで、本を読みたくても自由に読むことができない人に名作を吹込んだカセットテープをお貸ししています。小中学生向け、高校生、一般向けなどいろいろ用意してありますのでご利用ください。
テープを借りることのできるのは、市内に住んでいる人で、眼の不自由な方や寝たきりの方などです。希望する方は、身体障害者手帳か健康保険証、診療券など身許のわかるものを持って、本人または代理人の方が直接図書館へ申込んでください。
貸出しは、1人3巻(1巻2時間もの)までを2週間以内お貸しします。なお、返還は本人または代理の人にやってもらいますが、止むを得ない場合は図書館で便宜をはかりますので申込んでください。
貸出しのできるテープは次のとおりです。
■小学校低学年向け 風と神とオキクルミ・おしいれのぼうけん・ぼくと化け姉さん・イミダイしまごろう
■小学校高学年向け 十三湖のばば・ありがとうチモシー・白い川の白い町・黒つちがもえた
■中学生向け 巣立つ日まで・木曽の杣うた・美術の心をたずねて
■高校生向け アラスカ物語・生きることの意味・私の青春ノート
■一般向け 山旅ノート・石中先生行状記・雪国・二十四の瞳・天国のおとうさん・徳川の夫人たち・日本沈没・華麗なる一族・花埋み
このほか、星の王子さま、アラビアのロレンス、サンダカン八番娼館、古典落語1〜6、小袖曽我、富士太鼓、アンデルセン童話、イソップ物語、無法松の一生など20巻購入しますのでご利用ください。
名作文学が聞けるので楽しい
飯塚敏夫さん=写真=(38才・今泉7丁目)
- 写真あり -
点字図書は神経を使うし、1ページ読むのにほんとに疲れますから、テープで名作文学が聞けることは楽しいですね。朝晩だいぶ涼しくなりましたから、仕事が終ってから30分でもいいから聞くようにすればいいですよ。
これまで4回ほど図書館でテープを借りてきましたが、最初聞くには短かい方がいいですね。なれてきたら長編ものを聞くことです。
この間、友人にテープのことをおしえてやったんですが、1度借りて聞きたいけれど、図書館まで行くのが大変だといっていました。私は図書館に近いのでらくですが、だれかに頼むと何か遊びのものを借りてきてもらうような気がして頼みにくいですね。
親切にしていただいてわがままかも知れませんが、できれば電話で申込みをすれば、郵送してくれるような方法ができればいいですね。
それから名作文学だけでなく、市政のできごとなどもテープに吹き込んで、盲人に順番に回して聞けたらいいですね。ぜひ考えてみてください。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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