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【広報ふじ昭和50年】青少年が非行に走る原因は

まず家庭の環境が…

 みなさんの家庭では、親と子家族がなんでも話しあえる明るいふんいきがありますか−。家族そろって食事をしたり、食後に一家だんらんのひとときがある家庭はほんとに楽しいですね。こんな家庭なら子供たちも非行や不良化に走ることはありません。
 ところが、両親の職業や職種などによって家族全員が顔を合わせることはめったになく、子供の世話をやくこともできないなど、現実にはむずかしい問題も数多くあるかと思います。
 青少年の人格が形成される上で最も影響を与えるのは家庭環境です。親の生活態度、家庭のふんいき、たとえば家庭不和、ふしだらな親の行状、放任、無理解、教育熱心なあまり神経質になってむりな要求をしたり、限度を越えた厳格なしつけなど非行に走らせる原因となります。さらに、富士市の特徴は共かせぎ世帯が多く、これまで青少年補導センターが扱った非行の60パーセントが、この共かせぎ世帯となっています。
 また、自分の子供のしつけに熱心な人でも、家庭外の問題には無関心な人が多いようです。よその少年であっても非行や好ましくない遊びが目についたら自分の子供と同じような気持で注意してやることが必要です。正しい生活のルールを自然に身につけさせ、非行、不良化に走ることから守ってやらなければなりません。

日に一度わが子にくばれ 目と心

 最近の傾向として非行、不良化に走る青少年の年令層が低くなってきました。体つきだけは大人も顔まけするほど成長した少年たち、なんでもめずらしく好奇心が強い時期、一番危険な時です。
 非行は早いうちに摘みとってしまわなけれは大変です。生活態度がおかしいなと思った時には、受持の先生や勤め先の上司、警察官、青少年補導員などに早めにご相談ください。なお、次のようなことが見うけられた時には注意してください。

・理由もないのに学校や勤めを休んだり、遅刻早びきをする
・学校や勤め先からまっすぐ家にかえらない。帰宅しても家族の視線をさけるようにしたり、1日の行動を話したがらない。こんなことがたび重なると注意が必要です。
・用事もないのに夜遅くまで出歩き、外出先を言わない。買物に行く、友達の家に行くなどといって出るが時間が長すぎる。友達に誘われると行先もいわずに飛び出して行く。夜遊びのクセはやがて外泊、家出につながります。
・不良化はすぐ服装や髪形、化粧などに現われてきます。たんにおしゃれ、流行だからと無関心でいるのも危険です。
・盛り場に出入りし、不健全娯楽にふける。
・急に乱暴な言葉やふるまいをしたり、不良風の者とつきあったりする。
・乱費ぐせ、家財をもち出したりする。

■青少年補導センター(教育委員会内(電話51-0123 内線556)
■富士警察署 電話52-2543 (防犯少年課)
- 写真あり -
( 写真説明 ) 一家のだんらんが青少年の非行不良化防止に
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