工業統計調査を昨年12月31日現在で実施しましたが、このほど県下の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
昨年は前年来の石油ショックや総需要抑制の長期化を背景に、不況下の物価高という経済情勢が続きました。こうした動きの中で、県下の製造品出荷額は5兆3,665億円で、前年に比べ9,743億円、22.2パーセントの増加となりました。
富士市の出荷額は7,827億6,146万円で、前年に比べ1,340億円、20.7パーセント増加しました。県下の伸び率に比べるとわずかに下回っていますが、出荷額は昨年に続いて県下1位となっています。
出荷額を産業別に見ると、パルプ・紙が3,613億円と全体の46.2パーセントを占め依然として高い構成比となっています。次いで輸送用機械は15.9パーセントで1,249億円、一般機械は15.3パーセントで1,197億円、出版印刷は11.7パーセントで918億円などとなっています。事業所数は1,305事業所で前年より9事業所減少しました。部門別に見ると、軽工業が753事業所、重化学工業552事業所となっています。
従業者数は47,553人で、前年に比べ808人、1.7パーセントの減少となりました。産業別では、パルプ・紙が18,357人、輸送用機械8,567人、一般機械7,676人、化学工業4,930人などです。1事業所当たりの従業者数は約36人です。
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( 写真説明 ) 1,305事業所に47,553人の従業者