例年、田植時期になると芽が出たばかりの稲が、油や重油、汚水などの被害を受ける事故が発生します。昨年は公害課に18件の苦情があり、そのたびに現地で追跡調査を行いました。この苦情のほとんどの原因が油類を含んだ汚水によるもので、耕作者と発生源者との間で紛争が起り、ほとんどが保償問題まで発展しています。
今年はさいわい被害がまだ出ていませんが、薬品や油類などを取扱っている工場、事業所は、排水施設や貯蔵タンクを点検し、管理には充分注意してください。万一汚水といっしょに流れ出した場合には、公害課へ連絡し、被害を最少限に食い止めるために適切な措置を行ってください。
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