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【広報ふじ昭和50年】5月から単位価格表示を実施

14販売店27店舗で

容器の大きいものの方が徳用と思ったら、小さい容器のものの方が安かった…。こんな不満を解消し、消費者が納得して買物ができる物価抑制の一環ともなるユニットプライング(単位価格表示)を5月1日から実施することになりました。そこで、単位価格表示についてのあらましなどをお知らせいたします。

 消費者が商品を選ぶときの大きな目標となるのは、価格、量目、品質、し好の4つだとされています。このうち単位価格表示が効果を発揮するのは、価格と量目の2つで、今までの値段表示とあわせて、単位あたりの価格を表示して、消費者の利便をはかります。したがって何円でどれだけの量が買えるかを知るこができ、高いか安いかがすぐわかります。
 今回の単位価格表示は、試験的に5月1日から行いますが大型スーパーや問屋など14販売店27店舗で実施します。対象となる商品は、加工食品28品目、生鮮食品6品目、日用品10品目の44品目で、1品目3種類以上が協力商品となります。これらの商品には、消費者への目印としてプライスカードを掲示します。なお、単位価格表示の単位は、10グラム、10シーシー、10メートルなど10の単位に統一しました。
 協力店はパピー、ユニー、八百半、ひのや(7店)、みやざき(2店)、吉川(4店)、松加屋(2店)、出水屋、石津屋(2店)、井上商店、杉山商店、藤巻ストアー(2店)、中央セルフ、二幸です。

単位価格でお得な買物

 それでは、単位価格表示を実施することによって、消費者に与える利便を考えてみると、正しい計量が徹底される、高い安いがわかる、容器の大きさにだまされない、巧妙な値上げがみぬけることなどがあげられます。

■正しい計量が徹底される
 野菜や果物などの一山売り、魚介類の一皿売りなど買う方にとっては便利なように思われます。しかし、このような買い方は、消費者にとって大変な損害のあることが、いろいろな消費者団体からだされています。単位価格表示では一山買いが安いと思っていたが実は割高だったなど、不愉快なこともなくなり、量目にあった正しい値段での買物ができます。

■巧妙な値上げがみぬける
 値上げの方法にはいろいろあります。内容量はそのままにして小売価格を上げる方法、小売価格をそのままにして内容量を少なくする方法、小売価格も上げり内容量も少なくする方法などが一般的にとられています。このような場合値段を変えないで中味を少なくする巧妙な値上げもすぐに見分けることができます。
今後協力してくれる商店は商工課消費者係(51-0123=内線399〜400=)まで申出てください
- 図表あり -
( 図表説明 ) 協力商品にはプライスカードを
- 写真あり -
添付ファイル
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