「このあいだ幼稚園に入ったと思ったらもう4月には小学校。みんなと同じようにやっていけるかしら。」こんな話しをよく耳にしますが、新入学児童のいるご家庭では何かと心づかいをしていることと思います。しかし、心配だからといって、あまり両親が世話をやくのもかえって子供によくありません。自分のことは自分でやるように指導し、見守ってやることも大切です。入学前のしつけや心がまえなどについてまとめてみましたので参考にしてください。
病気の治療は入学前に
学校生活で大切なものは健康です。ふだん病気らしい病気もせず、元気に遊んでいる子どもさんの中にも目に見えない耳や鼻の病気にかかっている場合があります。特に、最近はテレビや食生活の影響で目と歯の悪い子供が多くなっています。からだに欠陥があっては、せっかくの楽しい生活もできなくなります。それが“学校嫌い”“勉強嫌い”にもつながります。
なお、健康診断で注意された子供さんもいると思いますが、病気は入学前になるべく治療をすませてください。
自分のことは自分で
家庭でも子供にできることはきちんとさせておかないと、学校でこまることが多くあります。自立心のある子供は、依頼心の強い子供と比べて、学校生活も自信を持って楽しく送ることができます。
朝きげんよく起き、自分で洋服をきがえる。歯をみがいて顔を洗う。こんなとき、お母さんがそばにいてやかましくいってもだめです。自分から進んでやるようになるまで、目ざわりなことがあっても急がず気ながに習慣づけることです。
通学路は安全ですか
子供を交通事故から守るには正しい交通ルールを身につけさせることです。入学前に通学路を一緒に歩いてみてはいかがですか。信号や横断歩道のないところは注意して、くりかえし、くりかえし習慣化するまで教えることです。
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