市内で10月までに発生した幼児の交通事故は106件、このうち幼稚園児2人が死亡しています。これらの事故は、急なとび出し、車の直前、直後の横断、ひとり歩き、路上で遊んでいた時に起っています。言い変えれば、幼児の交通事故のほとんどが親の不注意によって起るとも言えます。このようなことから、幼児の交通安全教育は、子供だけでなく、親と子がそろって行うことが必要となっています。
そこで、保育園児とその親に、遊びながら交通ルールを覚えていただこうと、交通安全クラブの結成を呼びかけました。この結果、鷹岡と南保育園で結成するはこびとなり、12月10と12日に結成式を行いました。クラブの名称も、子供達にしたしまれている動物の名前をとって、“りすさんくらぶ”にしました。
りすさんくらぶの結成式には、園児の母親が全員集まり、まず第1回目の勉強会を開きました。婦人交通指導員と親子そろって、3本指のやくそく「1.かならず2.とまって3.みぎひだり」をした後、人形劇で事故の恐しさを訴え、幼児も真剣に学習しました。なお、これから毎月、親子そろって交通安全の勉強をし、事故防止をはかります。
子供さんのいるご家庭では、交通事故がなにより心配かと思います。楽しい家庭をきずくためにも、家族ぐるみで正しい交通ルールを身につけてください。なお、ドライバーの皆さんも、無暴な運転は絶対しないことを誓って、交通事故のない明るい富士市を築きましょう。
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( 写真説明 ) 婦交さんの人形劇で正しい交通ルールを勉強する鷹岡保育園児とお母さん