富士南麓士地改良区(大淵地区)では、さきごろ第1回総代会を開いて、新役員の選任、事業計画などの議案を協議しました。
大淵地区は富士山麓の傾斜地に位置し、西は富士宮市に接する市内でも農業の盛んな地域で、お茶や野菜類の特産地です。しかし地区内の農道はいづれも道幅が狭く、農業経営近代化の障害となっています。また山麓はゆるやかで大きな斜面ですが侵蝕されやすい火山灰土壌におおわれ、排水路の不備なことから土砂が道路や農排他に流れ込み、被害を及ぼしています。
そこで、地区内の農道網盤備とあわせ排水路などの農地保全施設を充実し、農産物の生産向上をはかります。
事業は今年度から昭和53年度までの5か年計画で、13億円の事業費をもって行い、受益面積は434ヘクタールにものぼります。
計画では幅員6メートルの幹線農道を延長8,800メートル、幅員3メートル以上の支線農道を延長14,980メートル建設します。このほか15路線に排水路を延長1,630メートル、2路線に集水路を延長7,000メートル、1路線に承水路を延長4,300メートル設置します。
また、水路兼農道として9路線、延長5,900メートルの建設を行います。
- 写真あり -