富士市が誕生した昭和41年11月の人口は16万4,932人でしたが、昨年12月31日現在19万7,056人となりました。
この間の年間増加数は、平均約4,000人で、県下でも上位の伸び率を示しています。昨年の伸び率は2.3パーセントで、富士宮市についで県下2位となっています。
地域的には市街地の伸びが46年ごろから横ばいになり、逆に大淵、鷹岡、須津など郊外が大幅に増加しています。このような傾向は、住宅地が郊外へどんどん広がっているためです。
地区別の人口推移を昨年と昭和43年を比較してみると、吉原地区の場合9万7,448人でしたが、10万9,215人と1万1,767人増えています。富士地区は5万8,506人から6万4,787人と6,281人増えました。また鷹岡地区は1万8,451人から2万3,054人で4,603人増加しました。
なお、昭和45年に策定した「第2次富士市総合開発計画」の人口推計と、総体的な伸びは一致しましたが、地域的には多少の差が出ています。
富士市が20万都市としてうぶ声を上げるのは、過去2年間の伸び率から見ると、今年の12月ころと思われます。