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【広報ふじ昭和49年】急患の9割が軽症者!

当直医院を正しく利用してください

 先日、日曜当直医になった先生から、「一般の患者が多すぎて、急患を見てやれなくてこまった。約9割が軽症者だから、翌日かかりつけの病院へ行ってくれるとほんとにたすかるんだが…」と言われました。そこで、富士市医師会に休日や祝日、夜間の緊急医療についてうかがってみました。
 家族が病気になれば不安なことはよくわかりますが、突発的な急病はまれなものです。普段から何か異常があったら、早めに通常の診療時間(午前9時から午後5時)にかかりつけの医師に見てもらうことです。また、急病か急変のような場合、無理なお願いができる親しい信頼関係を主治医(現在見てもらっている医師)やかかりつけの医師と結んでおくことも大切ですね。
 たとえば、医師会が休祝日に長者町の医療センターで、内科と小児科を開設していますが、ほんとうに緊急を要する患者さんだけを診察することになっています。原則として軽症者は診察いたしません。夜間は市内の医療機関が交代で診療するよう定めてありますが、これは一般に公開してありません。ですから重症で緊急な場合だけ119番で消防署の救急隊に依頼してください。重症の場合は救急車が出動してくれます。ただ、タクシー代わりにすることだけは絶対にやめてほしいですね。
 現在、休日や祝日、夜間の当直医などは、医師が交代で行なってくれています。協力してくれる先生は、休日や眠る時間、休息の時間などを犠牲にしているわけです。みなさんも当直医などは本来の目的を考え、急病のときだけ利用するようにしてください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 当直医院などは急病のときだけ利用して
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