ぼくはいつもこんなことを思う。あんなにいっぱいうちがたっていて、道があるのかなあ、車はどうして走っているのかな。ぼくらの学校のすぐ南がわは東名こうそくどうろだけど、東の方から車が走ってきても見てるまにどんどんインターの方へ行って、すぐ見えなくなっちゃう。西の方から走ってきた車もやっぱりおんなじだ。東名はひろいし、まっすぐだから、スピードだしたってへいきだな。だけどあんなにうちがいっぱいじゃ、道があってもすぐまがっちゃうだろうな。
朝会社へ行くおとなの人なんか、仕事におくれりゃしないかな。もし火事になんかなったらたいへんだ。たてものばっかで、消防車だってスピード出して走れやしない。そしたら、あっというまに火事がひろがって困るだろうな。
どこかに広い道を作るところはないかな。ぼくは、ずうっと見まわして見たけれど、やっぱり家と工場ばかりで、ひろばなんかありそうもない。そこで、ぼくは、こんなまちを考えた。火事がおきても、どこに火事があるかすぐわかるように、すごく高いビルをたてるんだ。市役所よりも高いやつ。そしててっぺんをひこうきの駅にするんだ。ひこうきは、はねがないととべないけれど、この絵のひこうきは、はねがなくてもとべるひこうきだ。そしてたてもののまん中ぐらいのところにモノレールの駅も作ろう。富士市は遠くの方から会社や学校へ通う人がいるから、この絵みたいにモノレールで学校へ行けるようにしよう。モノレールは高いところを走るから、道がなくたって平気だ。はやくこんな町ができないかなあ。
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