小学校から大学まで、新しく入学する子どもさんにとって、4月は人生のひとつの関門に立つわけです。新学期は、スタートラインとなり、もうすぐ走りはじめます。
特に小学校へ入学するお子さんのいる家庭では、「みんなと同じように学校へ行けるかしら」「入学前のしつけをどんな方法でしたらよいか」など、あれこれ心づかいをしていることと思います。今年の新入学児童は3,652人ですが、ほとんどの家庭で同じような悩みを持っていることでしょう。
幼稚園などで集団生活を送っていたお子さんなら、学校生活にも比較的早くなれるようです。しかしこれまでとはまったく環境が変わるわけですから、無理な注文やおしつけはかえって不安をますばかりですので注意してください。
■自分のことは自分で
小学校は保育所ではありません。体操の時など自分で着替えなどできるように習慣づけましょう。また、自分の名前を書いたり読める。あいさつができる。ハイとイイエの意志表示ができる。用便をひとりでたせるなど、最低必要なことは身につけさせてください。
■病気の治療は入学前に
学校生活で大切なものは健康です。ふだん病気らしい病気もせず、元気な子どもさんのなかにも、耳や鼻の病気にかかっている場合が多くあります。せっかくの楽しい学校生活もできなくなりますから、入学前に治療をすませてください。
■学校への通学は安全ですか
小学生の交通事故のほとんどが、学校への行き帰り、忘れ物を取りに帰った時などに起こっています。学校へ行くときは、笑顔で時間に余裕をもたせ、忘れ物のないように送り出してください。また通学路で実地訓練をして、正しい交通ルールを覚えさせることも大切です。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 健康診断もすみあとは入学を待つばかり