【広報ふじ昭和49年】チリ紙・トイレットペーパー
量目のバラツキが目立つ
さきごろ福島県下で市販されていたチリ紙の枚数不足で、17メーカーの名前があげられましたが、そのなかに富士市の3メーカーが含まれていました。そこで、この量目不足がどの程度か確認するため2月25日、消費生活モニターの協力で、チリ紙とトイレットペ−パーの量目調査を行ないました。
調査は、モニターが一般に販売されているチリ紙とトイレットペ−パーを買い求めて、枚数と長さを調べたものです。
チリ紙は36点調べましたが、表示枚数より不足していたものは4点、残りの32点は表示枚数を超えていました。不足していた4点のうち、最高は1,200枚の表示で、1,168枚しかなく32枚の不足でした。なお、表示枚数を超えているもののなかで、298枚も多い、常識では考えられないものもありました。
トイレットペ−パーについては、38点を調べましたが、表示の長さより長いもの20点、同じ長さのもの6点、短いもの12点でした。
短い12点のうち2メートル以上の不足は7点で なかでも65メートル巻きの表示で58.61メートルしかなく6.39メートルの不足が目立っています。
チリ紙、トイレットペ−パーの枚数や長さは、一般消費者が1個1個調べて買うわけにはいきません。すこしの誤差ならともなく、極端に少ないもの多いものも正確さに欠けているといえますから、市ではこの調査結果をもとに、今後同じような問題が起こらないよう、製造メーカーに指導を行なっていきます。
標準価格より104円も高いチリ紙が
消費生活モニターにお願いして、標準品目と、生活必需物資10品目の調査を進めていますが、2月25日に調査した結果がまとまりましたのでお知らせします。
灯油はほとんどが18リットル缶380円(店頭渡し)の標準価格で販売されていますが今回の調査ではじめて350円が出てきました。しかし、配達料は1缶50円から100円と商店によってまちまちです。今後、原油の値あがりによる影響が心配されるので、引き続き調査を続けていきます。
プロパンガスは、2月はじめの調査で10キログラム当たり1,245円でしたが、今回は1,259円に値あがりしています。この理由としては、現在の料金表が多く使えば単価が安くなるしくみになっているので、使用量が少ない家庭で割高になっているためと思われます。しかし、標準価格の10キログラム、1,300円は、調査した31点とも全部守られていました。
チリ紙の標準価格は800枚で235円(ソフト加工は8円高)、調査した35点のうち標準単価格を越えているものは8点で、もっとも高いものは104円も超過していました。しかし、このうち3点は1円から2円の超過で、標準価格を算出する場合の端数計算(円未満は四捨五入)の取扱いが商店に徹底していないためだと思います。
トイレットペ−パーは、2月中旬よりすこし値あがりしています。標準価格を超えているものが6点もあり、最高60円も超過していました。
なお、チリ紙とトイレットペ−パーの標準価格が徹底していませんので、超過している商店に対し指導を行なっていきます。みなさんも標準品目を購入する場合は、標準価格と店頭価格をよく見てから買ってください。
このほか、生活必需物資10品目のうち食用油、砂糖、しょう油、さしみ、キュウリ、小麦粉などが前回に比べ値さがりしています。
◇4品目の額準価格
・プロパンガス 10キログラム1,300円
・灯油 18リットル缶 380円(店頭渡し)
・トイレットペ−パー
古紙もの 45メートル 4個 205円 75メートル 4個 255円
パルプもの 75メートル 4個 278円 80メートル 4個 280円
・チリ紙 800枚 235円 (ソフト加工は8円高)
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