今回はご主人や子どもを送り出した後の時間を利用して、市立体育館で毎週水曜日バレーボールを行なっている婦人の方々にお話しをうかがってみました。
バレーボール教室には毎週約30人が参加して、練習を行なっています。参加者も近所に住んでいる人から、大渕、久沢と市内のあちこちから集まって来ます。子どもづれも多く見られました。
まず、主婦は仕事が多くて、そんな暇がない、家を留守にするわけにいかないなどという声をよく聞きます。参加者はどんな工夫をしているのでしょうか一。
・家にいるときよりすこし大変ですが、朝早く洗濯をしたりして、時間をつくっています。
・1週間に1日か2日でしょう。その気になればどうにでもなりますね。大変だというより、むしろ、けじめがついて生活が規則正しくなっていいですね。
・何か目的があるといいですね。時間を生みださなければならないと思うとかえって生活にはりがでて楽しい。動くのがちっとも苦にならなくなりました。
・子どもを遊ばせながらでもけっこう楽しめます。それにみなさん母親ですから、お互いにめんどうを見てくれます。
みなさんどんな効果があがっているでしょうか−。
・今までですと、しもやけがひどくて困っていたのに、今年は忘れたみたい。運動すると血液の循環がよくなるかしら。
・便秘、肩こりにはふしぎなくらい、いいですね。
・1日が楽しいですね。いらいらした気持がふっとんでしまいます。
・お料理のこと、子どものことなど話題が豊富で楽しいし、勉強にもなります。
みなさん、家庭の事情はちがっても、スポーツの時間を生みだすために、それぞれ工夫をこらしている点では共通しています。経験者、初心者がいっしょになって、笑いあったり、励ましあい本当に楽しそうでした。
なお、お話しをうかがっているなかで「家族の体力づくりは、母親が主導権をにぎらなければできませんね」と言われた方がありました。母親が健康の大切さを理解し、ご主人や子どもを体力づくりの場にひきいれることが、健康で明るい家庭生活を築く近道であり、それが最も自然であるように思います。
みなさん、好きだから運動する、嫌いだから運動しないと決める時代ではありません。健康なからだづくりのために、自分に合った運動をはじめてください。
*市立体育館では、毎週火曜と金曜日、バドミントン、卓球、水曜日に婦人バレーボールを行なっています。時間はいずれも9時30分から正午までです。参加は自由ですから、やってみませんか−。