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【広報ふじ昭和49年】品不足はもう大丈夫…でも!物価高が

 トイレットペ−バーがない洗剤がないと一時はないないづくしで、買いだめ、買い占めさわぎさえ起こってしまいました。品物がなければ値段があがる。ようやく品不足が解消されたかと思えば、あとは物価高。台所をやりくりしている奥さん方にとって、愚痴も出ることと思います。
 そこで、消費生活モニターのみなさんに、日常生活を通じて物価高や品不足がどんな状態か、標準価格が守られているかなど調べていただき、調査結果をもとに業者の指導を行なっています。
 調査は昨年11月からはじめましたが、生活必需物資のうち、灯油、トイレットペ−パーなど標準価格指定4品目と、洗剤、小麦粉など価格高騰のはげしいと思われる10品目を対象に行なっています。なお2月からは十分な情報な得るため、常時調査を行ないます。2月5日の調査では、一時のような品不足は見られませんでしたが、砂糖と刺身を除き洗剤、小麦粉、牛乳、食用油、しょう油、キュウリ、トマト、味噌の8品目は前回の調査より値あがりしています。特に小麦粉(32パーセント)、食用油(23.4パーセント)は大幅な値あがりとなっています。また標準品目の価格は、灯油、プロパンガスは守られていました。しかしトイレットペ−パー、チリ紙は生産地でありながら一部で守られておらず、なかには同一メーカー品で、65円もの開きがある品目もみられました。
 これまで、品不足や物価高の原因は、消費者自身が買いだめ、買い占めに走った結果とされていました。ところが、一部の商品はメーカーが値あげの手段として品不足をよそおい、消費者をごまかすなど悪質な手口がわかっています。使い捨て時代、消費は美徳などと消費意欲をあおっていましたが、このへんで消費者自身も考えて行動しなければなりません。かしこい消費者から行動する消費者になって物価高に対抗してください。

4品目に標準価格

 プロパンガス、灯油につづき、2月1日からトイレットペ−パー、チリ紙が標準品目に指定され、標準価格が設定されました。標準価格は、日常生活に欠くことのできない品物を優先約に確保し、価格の安定をはかるための“国民生活安定緊急措置法”に基づいて定められています。
 標準価格が決められた品目を販売する場合は、店頭に標準価格と販売価格を表示しなければなりません。まだ、表示してない商店は必ず実施してください。

 4品目の標準価格
・プロパンガス10キログラム、1,300円
・灯油 18リットル缶 380円(店頭渡し)
・トイレットペ−パー
 古紙もの 45メートル 4個 250円 75メートル 4個 255円
 パルプもの75メートル 4個 270円 80メートル 4個280円
・チリ紙 800枚 235円
- 写真あり -
( 写真説明 ) 標準価格と店頭価格は必ず表示して

消費生活モニターが食料品の量目検査

 消費生活モニターの協力で、さきごろ食料品試買による量目検査を行ないました。試買は食肉、菓子、水産加工品など140点の食料品を市内全域から購入してきました。この結果正量点数は109点で、全体の77.9パーセントと昨年の調査の64パーセントを13.9パーセントも上回りました。また、不足分についても4パーセント減少し、各商店の認識が高くなってきたものと思われます。
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