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【広報ふじ昭和49年】学園ひろば

岩松中でテングス病を防除

 サクラの木をテングス病から守ろうと、岩松中学校では、1月28日、サクラの保護士や市みどりの課職員から防除法などの講習を受け、作業を行ないました。テングス病になると幹や枝の一部がふくらんで、小枝が竹ぼうきのようにむらがって出ます。そのままにしておくと枝全体が枯れてしまうので、病気にかかった枝を切り捨ててやらなければなりません。みんなも家のサクラを点検して、病気を見つけたら手入をして下さいね。
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もうすぐ1年生

 市内の小学校では、今年の4月に入学するよい子の健康診断や知能テストを行なっています。4月から1年生になるのは3,658人で、男の子が1,879人、女の子が1,779人です。
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( 写真説明 ) 写真は伝法小学校の健康診断

わたしの作品

大渕中・3年 秋山みゆき
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( 写真説明 ) 〔評〕筆の運び、筆の勢いも申し分のない立派な出来ばえです。ただ「海」のへんとつくりの間を少し離すと、なおよくなります。(青木臨川)

私のランドセル

伝法小学校6年 佐野 優美
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 あすは入学式という日、私たち6年生は、1年生の教室のかざりつけのために登校した。前と後ろの黒板に、色とりどりのチョークで、新入生を迎えるために絵をかいた。色紙のくさり、大きなくす玉。みるみるうちに教室は美しくかざられていった。机の上に、教科書と黄色い帽子をのせていくとき、私たちにもこんなことがあったのだなあとおかしくなってきた。
 6年前のあの日。入学式が終わって、お母さんと手をつないで教室へはいってきた。どんな友だちがいるかなと思ってはいった教室。みんなの机の上には、やっぱり黄色い帽子とランドセルがあった。ランドセルはみんなピカピカしていた。このピカピカしているランドセルで、今日から学校へいくんだと思うと、とてもうれしかった。
 それから6年。ランドセルは1日ごとに古くなって、今ではあちこちがはげて、ひももゆるくなってしまった。みんなのまねをして、ワッぺンをすみにはった。あれは4年のときだった。
 小学校生活の思い出は、みんなランドセルの中に入っている。ランドセルを見ていると、6年間の学校生活が次々に思い出される。「遠足」「運動会」「社会科見学」「緑の学校」「修学旅行」楽しかった行事には、一度もつれていけなかった。中学へ行けば、このランドセルは2度と使わなくなる。真新しい手さげカバンと並べてみた。ピカピカの手さげカバンと、しわくちゃのランドセル、なんだかランドセルがかわいそうになってきた。
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