すでに禁止されているはずの色素を使ったお菓子が、沼津で販売されていたとのニュースには大変ショックでした。
私達母親は、朝起きるとその日の献立に頭を痛めます。厚生省で有害食品について発表すれば、初めて世間に危険性がわかりますが、子どものお菓子などは全然見当もつかないのが現状です。
10円玉を握る子どもに、変な物は買わないように注意しても、親の方でさえどれが変で、どれが安全なのか判断しかねますから、何を買っても無理からぬことです。
沼津で見つかったお菓子も、たまたま消費生活センターの調べでわかったものの、この種のお菓子や食物はかくれて売られているのではないでしょうか。
魚のPCBばかり恐れて、うっかり見落しがちな有害色素製品にも、保健所は今後おおいに目を向けてほしいものです。また、保健所の検査は、事前に相手方に知らせず、抜打ち的にやってくれる方がより効果が高いように思います。お菓子など安心して子どもに与えられるよう一層の努力を望みます。 (小倉孝子・久沢東)
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