化学物質などの影響で目が見えなくなったり、からだが不自由になってしまう 難病が大きな社会問題となっています。このような発病は20種類以上もあるといわれ、現在研究が進められていますが、原因や治療方法などの多くが解明されていません。
このうちスモン、ベーチェット病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、再生不良貧血の6疾病を特定病に指定し、国と県で治療費を支給(保険)しています。しかし、マッサージ代や交通費、付添人の費用など患者の個人負担も多くかかります。そこで、市は患者の負担がいくらかでも軽くなるように、療養手当を支給する制度を設けました。
この制度は「富士市特定疾病患者治療助成費支給要綱」にもとづいて、スモンなど6疾病の患者に助成するもので、今年の4月1日にさかのぼり支給します。
助成を受けることができるのは、住民基本台帳に登録してある市民で、現在医療機関などで治療を受けている人です。手続きに必要な書類は受給資格認定申請書と医師の診断書、住民基本台帳の写しで、衛生課(4階)へ申込みを行なってください。助成費の交付は1月、4月、7月、10月の年4回で、4か月分づつを1度に申請していただきます。
助成額は、1か月のうち15日以上入院した場合は月額5,000円。14日以下の入院または通院の場合は月額2,500円です。