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【広報ふじ昭和48年】緑と花のコーナー

立派な花壇は“よい土”から

 さて、どんな花壇をつくるか決まりましたか−。最初から大きなものをつくろうとしても、なかなか思うようにはいかないものです。
 まず立派な花壇はよい土質からできます。よい土質は、土が黒味を帯びてやわらかいということです。これは中によく腐った堆肥が含まれているからです。しかし、海岸の近く、沼の近くなど場所によって土質が異なりますから、多少土質の改良が必要なこともあります。たとえば、砂土には田の土をまぜたり、粘土には砂をまぜたりして、水排けのよすぎるのを防いだり、通気性をよくしたりします。土質の改良が終れば、いよいよ花壇づくりに取りかかります。苗床づくりが最初の仕事になりますが、その前に必要な苗やブロック、石の数などを知るためにつくりたい花壇の絵を書いておくと便利です。
 床の地ごしらえは、クワ、シャベルで耕します。その際、石灰を3.3平方メートル当り移植ゴテ2〜3杯まいて耕し、酸性土になるのを防ぎます。雑草とか落葉などは花壇の底にひきこんでしまいます。耕しながら小石、かわら、雑草の板などはたんねんにとり除いてください。あまり多いときは、フルイにかける必要があります。
 スコップで一度おこすと、約20センチメートルの深さに耕したことになりますから、さらにもう一段低く、軽く1回耕すと、30〜40センチメートルくらい耕したことになり理想的です。耕したらそのまま1週間くらい、天日にさらしておくと土壌消毒になり、病虫害の発生が少なくなります。また、大きな土のかたまりも風化されて、こまかく砕けやすくなります。
 こうして、最後に平らにしますが、いくぶん中高にすると、中心に水がたまらず安心です。この地ごしらえの時に堆肥とか、鶏ふんなどの基肥を底のほうへ入れておくと、あとになって地力の保護に役立ちます。 苗床ができあがると次は花壇への植えつけです。植えつけは、曇天で風がない日が適当です。春と秋は日中、夏は午後3時すぎが植えつけ時間のうまいときです。また、雨あがりがもっとも適しています。よくならした花壇に縄を張ったり竹の棒などを寝かせ縦横の筋などをつけて苗を植えてください。
- 写真あり -
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