【広報ふじ昭和48年】学園ひろば
やる気があればなにごとも
富士第一小学校6年 補陀隆彦
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「やる気ひと筋に」このことばは、小学校5・6年の毎日の勉強を通して学んだことだ。
ニュース調べ、日記、書取り、計算ドリル、これが先生から与えられた勉強だ。これらの勉強についてそれぞれの目標がある。まずニュース調べは、ぼくたちが社会のこと、政治のしくみについて関心を持っていないからだ。6年生になって社会科で、政治・世界の風俗などを学ぶ時の土台になるためだ。日記は、生活をふり返って見ることにより、自分の考えを確かにし、物事を深く見つめる目を育てることだ。書取りは、ことばや、文字を覚えるためだ。ことばや、文字は国語の命だ。
おかあさんたちが、字を忘れてしまって困るというが、ふだん生活の中で、家の仕事におわれて、文字を書くことが少ないからだ。計算の力は、算数の命と言えるが、これも、文字を書くことと同じに毎日毎日ドリルをすることできたえていかなければならないことだ。
のん気な性格のぼくにとっては、苦しい毎日の勉強であった。ニュースは特に困った。新聞をろくに見ていないぼくは社会面がどこにあるかわからないし、どんなニュースにしたらいいかも迷った。
円切り上げとか、インフレとか放送などが流れると、少しはいっしょうけんめい聞くようになり、わからなかった政治のしくみもじょじょにわかってきた。6年の学習はとても興味を持ってやることができた。学級のニュース年表も、ぼくは、2年間やった。休み時間、みんなと遊べないでニュースをやるのは、いやなこともあったけれど、今はやってよかったなという気持ちでいっぱいだ。2年間1日もかかさずに、やり通したことが、ぼくのやる気を育てた。
ほくも、もうすぐ中学生になる。新しい教科の英語をならうけど「やる気」があれば何もおそれることはないはずだ。クラブはまず運動を選ぶ。広いコートをあせだくだくになるまで白球を追う。気持ちよいだろうな。
「やる気」はすべてのことに通じる。これをぼくの中学校の目標とし努力していきたいと思う。
なかよし学級マラソン大会
富士市と富士宮市のなかよし学級生500人が、2月27日、富士川のかりがね堤防でマラソン大会を行ないました。小学校1・2年生は600メートル、3・4年生は800メートルと中学3年生までを6ブロックに分けて行ないました。
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文化センターで統計図表展
昨年小中学校から募集した、統計図表の入選作品をこのほど富士文化センターで展示しました。作品はみんなが夏休み中にいろいろ調べてつくった統計図表で、応募のあった300点の中から優秀な41点を選んで展示しました。
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わたしはものしりはかせです
子どもの火遊びで17件の火災が
みんな市の広報無線で火災の放送をときどき聞くと思うけど、昨年は81件も発生し、死んだ人が5人もいるんだ。どうしてこんなにたくさん火災が発生するか調べてみたんだけどみんなは何が原因だと思う−。
火災は4.5日に1件の割合で起きているんだ。46年が108件だったからだいぶ減っているけど、死者は最近5年間のうちで一番多かったんだ。
原因はあいかわらずタバコの投げ捨てや子どもの火遊び、放火などが多くて、ほとんどがちよっと注意すれば防げるよ。
子どもの火遊びによる火災は17件もあったけど、マッチをいたずらしたり、花火で遊んでいるときに起きているんだ。火を使うときはお父さんやお母さんといっしょにやるなどして、子どもだけで絶対に使わないようにしようね。
火事を見つけたらどこへ連絡するかもうみんな知っているね。だけど、みんなが直接電話をしても場所がわからなかったりするとこまるから、大人にかけてもらってください。それから、いたずら電話は絶対にしないようにしようね。
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