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　◇厚原東に建設中の小学校が、今月中に完成し、市内で20番目の小学校として4月から開校します。児童数は約500名ですが、学校名や通学区もさきごろ決まりましたので、学校のあらましとあわせてお知らせします。

　厚原に建設中の小学校の名称が、“丘小学校”に決まりました。
　丘小学校は、鷹岡小の児童数が増え、これ以上生徒を収容できなくなってしまったので、建設がいそがれていました。用地の確保は昭和46年に行ない、昨年6月から工事に取りかかり、今月中に完成のはこびとなりました。
　建設地は、厚原東の東駿河湾工業用水道厚原浄水場の北側で、総面積が20,346平方メートルです。敷地が2段階に別れているため、北側の高い方を運動場、南側に校舎を建設しました。
　校舎は鉄筋コンクリート造り4階建てで、総工費が2億1,600万円です。1階は職員室や保健室、給食室、2階から4階まで普通教室と特別教室です。普通教室は18室、特別教室は理科室、音楽室、家庭科室の8室です。なお、短かい休み時間でも運動場へ出て遊べるように、2階と運動場に橋をかけて出入できるようにしました。
　丘小学校は、4月に開校しますが、厚原東区、中区、南区、北区、片宿町、傘木町、末広町の子どもたち527人（男283人、女244人）が通学するようになります。このため、通学時の安全をはかるため、通学路の整備やスクールゾーンの設置も行ないました。
　現在、建設しているのは校舎だけですが、将来はプールや体育館などもつくり、施設の充実をはかります。
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　 自分のことは自分でできるように

　新入学児童のいる家庭では、4月の入学をひかえ、ランドセルや学用品をそろえたり、入学前のしつけをどんな方法でしたらよいかなど、何かと心づかいをしていることと思います。特にはじめて学校へ行く子どもさんのいる家庭では、なおさらのことと思います。今年の新入学児童は3,218人で、ほとんどの家庭で同じような悩みを持っていることでしょう。
　幼稚園にかよっていたお子さんなら、幼稚園の同級生がいっしょになるというケースもありますが、これまでとはまったく環境が変わります。それだけに子どもたちも不安を持つことは確かです。よく「行儀が悪いと学校に行けませんよ」などとおどかしたりするお母さんがいますが、かえって不安をますだけですから注意してください。
　しかし、小学校は保育所ではありませんから、自分のことは自分でする習慣を身につけさせなければなりません。たとえば、自分の名前を書けたり読める、あいさつができる、ハイとイイエの意志表示ができる、ハンカチやチリ紙の使い方としまつ、衣服の脱ぎ着ができる用便がたせるといったことがらです。

■病気の治療は入学前に
　学校生活の中で一番大切なものは健康です。ふだん病気らしい病気もせず、元気に遊んでいる子どもさんの中にも、耳や鼻の病気にかかっている場合が多くあります。からだに欠陥があっては、せっかくの楽しい学校生活もできなくなります。ひいては、それが“学校嫌”にもつながりますから入学前に治療をすませておきましょう。

■学校への通学は安全ですか。小学生の交通事故のほとんど学校への行き帰りに起っています。幼稚園などでも交通教室を開いて正しい交通ルールを教えていますが、なんといっても通学路で実地訓練をしてみるのが一番です。信号のないところや横断歩道のないところはとくに注意し、習慣化するまで教えることです