商業統計調査を昨年5月1日現在で実施しましたが、富士市の調査結果がこのほどまとまりましたのでお知らせします。
商店数は3,706店、従業者数14,716人、年間販売額1,205億654万円となりました。前回調査した昭和45年に比較すると、商店数では6.4パーセント、従業者数で9.5パーセント、年間販売額で27.4パーセントの伸びとなり、工業の発展とともに順調な推移を示しています。
商店数は3,706店で、昭和37年の2,868店と比較すると29.2パーセント838店の増加となっています。このうち卸売業は376店、小売業が3,330店です。また商店の経営形態も個人商店の占める割合は依然として古くなっています。これを卸売業、小売業に分けて法人化を見ると卸売業は54パーセントとほぼ半数が法人化され、近代化が進んでいるのに比べ、小売業は13.9パーセントにとどまっています。業種別商店数では、飲食料品小売業が1,160店で31.3パーセントと最も高く、ついで飲食店が813店で21.9パーセント、その他の小売業608店で16.4パーセント、卸売業374店で10.1パーセントとなっています。商店別の伸び率は前回の調査に比べると自動車自転車小売業が17.3パーセント、飲食店が14.5パーセント増加しています。
従業者数は14,716人で、前回調査の13,440人に比べ1,276人多く9.5パーセント増加しました。また昭和37年は8,899人ですから、5,917人、65.4パーセントの増加となりました。業種別の従業者数は飲食料品小売業3,518人、卸売業3,127人、飲食店2,390人などで、いずれも従業者数は増えていますが、織物、衣服、身のまわり品小売業は1,360人と前回の1,457人に比べ97人減少しました。1商店当りの従業者数は、平均で4人と前回より0.1人増加しました。業種別で平均を上回っているものは、卸売業の8.4人、自動車、自転車小売業の7人です。
年間販売額は1,205億654万円、前回の945億7,925万円に比べ259億2,729万円と27.4パーセント増加しました。昭和37年は286億9,116万円ですから、918億1,538万円、4.2倍となりました。業種別の販売額は卸売業が596億6,942万円、飲食料品小売業165億5,901万円、その他の小売業149億4,802万円、自動車、自転車小売業107億3,971万円などです。従業者1人当りの年間販売額は平均819万円で、前回が704万円ですから16.3パーセントの増加となりました。平均を上回った業種は、卸売業の1,908万円、自動車、自転車小売業の1,189万円とわずか2業種にすぎませんでした。
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