【広報ふじ昭和47年】台風 備えあれば憂いなし
9月は大型台風が来襲
毎年忘れることなく襲ってきては、一瞬に財産や尊い命を奪いさる台風。現在の科学ではまだどうすることもできなく自然の恐ろしさをまざまざと見せつけます。
この台風も発生から衰えて消失するまでの一生があり、寿命は台風によってもまちまちですが、1週間から1か月以上に及ぶものもあります。発生から順に、発育期、最盛期、衰弱期の4段階があり、日本に接近するのは最盛期の終りごろで上陸するとだんだん衰弱していきます。
台風の発生数は、1年間に平均28個、少ない年で21個、多い年で50個近くになることもあります。月別では、8月がもっとも多く発生しますが、日本に接近するものは、1年間に5〜6個で、9月がもっとも多く、ついで8月、10月の順になっています。
とくに9月は昔から二百十日、二百二十日と呼んで、台風の上陸が多く、恐れられています。しかし、統計的には9月16日・26日ころがもっとも多く、この日を「台風襲来の特異日」と呼ぶ人もあります。ことに25・26日ころは、過去、伊勢湾台風、狩野川台風や富士市を襲った台風26号のように大型なものが多く、9月中旬から下旬に発生する台風は、警戒が必要です。
正しい予報をキャッチ
台風は大きな破壊エネルギーをもっています。上陸した場合はもちろん接近して通過した場合でも大きな被害をうけることもあります。大きな台風が必ずしも“強い”台風とは限りません。そのときの気象条件によって大きく左右されます。台風が発生したらつねに予報を適確にキャッチして、万全の対策をたてることが大切です。
これだけは準備を
台風が接近して被害が予想されるときは、つぎの準備をして万一に備えてください。
■雨戸のくぎ打ち、横板の打ちつけ、屋根の補強などをする。
■懐中電灯、ローソク、マッチなど照明器具は1か所へまとめる。
■飲み水、簡易食、日用品、救急用品、貴重品は持ち出しができるようにする。
■台風情報をキャッチするためにトランジスターラジオを用意する。
■外に出るときはヘルメットやズキンなど頭を保護するものをかぶる。素足やはだはできるだけ出さないようにする。
■子どもの衣類には名前をつけておく。
■避難命令がでたら、ガスの元セン、電気のスイッチを切り、指定の避難場所へ行く。
=指定避難場所=
吉原
市民会館・市立体育館・昭和通り公会堂
伝法
吉原第一中学校・伝法小学校・伝法山神社公民館
今泉
中央図書館・今泉会館・日吉浅間神社氏子会館・県立吉原高等学校・勤労青少年会館・広見小学校・神戸小学校・今宮公会堂
原田
原田小学校・市立原田公民館・大昭和吉永工場体育館
吉永
市立吉永公民館・吉永第一小学校・市立商業高等学校・吉原第三中学校・富士岡2支部公民館・吉永第二小学校・吉永第二小学校勢子辻分校
須津
須津中学校・須津小学校
浮島
境公会堂
元吉原
大昭和鈴川工場新館2階・元吉原中学校・今井公民館・元吉原小学校・桧町公民館・大野町公会堂・興和(株)体育館
大渕
市立大渕公民館・大渕中学校・県立吉原林間学園・富土本中町公会堂
富士
川原宿公会堂・富士第一小学校・富士中学校・富士文化センター・富士第二小学校・下横割北区民会館・富士南中学校
岩松
岩松小学校・岩松中学校・岩松農協橋下支所
田子浦
市立田子浦公民館・田子浦公会堂・田子浦小学校
鷹岡
市立鷹岡公民館・鷹岡小学校・鷹岡中学校・旧鷹岡事務所
- 写真あり -
( 写真説明 ) 41・9・25 台風26号の直撃を受けた元吉原海岸
添付ファイル
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