【広報ふじ昭和47年】県知事の行政視察
富士市から20項目の要望を
竹山県知事は、県内の市町村を回って行政視察を行なっていますが、7月25日富士市を訪ずれました。知事が富士市の行政視察を行なったのは、今年で4回目。市内の様子も十分わかったので、これまでのように市内は回らず、渡辺市長や団体の代表者から直接要望を聞きました。
市からの要望事項は、土木関係が8件、福祉関係2件、農林・教育関係がそれぞれ1件、団体の要望事項が総務関係2件、経済関係6件、計20項目を要望いたしました。
なお、県知事からこれらの要望は県に持ち帰り、内容を検討して対策を建てたいとあいさつが行なわれました。
富士市から出された、20項目の要望は次のとおりです。
■市要望事項
・環境緑化センターの設置について
富士市では、富士・愛鷹山麓の広大な林野を中心に積極的な緑化をすすめ、自然環境の保全に努力しています。そこで第8次総合開発計画の事業計画に示されている環境緑化センターを富士市に設置してほしい。
・一般国道1号線沼津バイパスの建設促進について
国道1号線の交通援和を図るためにはバイパス全区間を開通させ、車両をバイパスに誘導することが最も適切です。そこで、富士・由比バイパス以東の沼津バイパスの計画決定と建設を進めてほしい。
・富士海岸の高潮対策事業の建設省直轄事業採択と事業促進について
三四軒屋・新浜地先の海岸線は浸蝕がはげしく、台風期を迎えるたびに地域住民の不安は測り知れないものがあります。昨年度から高潮対策事業として工事が進められていますが現在の事業量では万全とはいえません。そこで吉原海岸と同じように、建設省直轄事業として採択され、早期完成がはかられるよう配慮してほしい。
このほか、保育所設置に伴う助成措置について、星山放水路の早期完成について、潤井川の1級河川指定についてへ県立高等学校普通科(男子)の設置などの要望事項が出されました。
■団体要望事項
・勤労者持家制度の促進について
地価の高騰で勤労者の住宅確保は、きわめて困難です。住宅、土地購入貸付金制度の充実など施策を進めてほしい。
・製紙スラッジ処理対策について
製紙スラッジ対策については企業自らの責任を自覚し、業界あげて処理体制確立に取り組んでいますが、恒久的な処理計画の策定や行政上の指導援助をしてほしい。
このほか、東海道新幹線富士停車駅の設置について、富士山大沢崩れに伴う農業用水対策についてなどの要望事項が出されました。
- 写真あり -
添付ファイル
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