6月29日の午前9時から元吉原中学校で0.2PPm以上の高濃度を測定。続いて午前10時に第三中学校でも0.2PPm以上を測定。11時まで高濃度が続く。
このため市は、県と連絡をとりながら市の要綱に定める“富士市大気汚染注意報”の発令準備を進めました。しかし、その後気象現象が好転し、11時以降の状況を判断した結果、注意発令準備の指示にとどまりました。
このように高濃度が急に出現しましたが、重油使用量は平日と変わらず、まったくの気象要素によるものと判断されました。この日の風向は一定しておらず、風速も最高2.8メートルと静穏に近い状態でした。したがって、排出された汚染物質が弱風によって、重なり合った結果と考えられます。また、他の測定点の平均値も平日に比べ高くなっていました。
したがって、今後も気象条件によっては、高濃度出現が予測されます。この対策としては、汚染物物質の総排出量を規制することが最も適切です。
また、万一高濃度が発生した場合でも緊急処置がすぐできるように、各企業に対し、緊急時の措置体制を指導しています。
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( 写真説明 ) 6・29 午前11時
( 写真説明 ) 7・1 午前11時