【広報ふじ昭和47年】学園ひろば
学校自慢 =大渕中学校=
手製の巣箱で丸火を野鳥の楽園に
我が大渕中の自慢は、なんといっても恒例の春の遠足だ。遠足といっても誰もがするような、楽しむだけのものではない。野鳥を守るため、丸火自然公園に自分たちの手で作った巣箱を持って行き、木にかけてくる。
これも、もとはと言えば一昨年加入したJRC(青少年赤十字)の精神からはじまった他人のためになろうということ、人間を自然を愛そうということである。
このような試みも、自然に恵まれた大淵ならではのことだと思う。自分たちで巣箱の作り方を研究し、山道を登り、自ら木にのぼって小鳥の一家のできる様子を想像しながら、とりつける楽しさ。まだこの行事の歴史は浅いけれど、後輩たちに精神をひきついでもらい、我が校の大きな行事のひとつとし、ずっと続けていきたい。
春取り付けた巣箱は350個で、全校生徒が1個づつ作りました。そこで、この巣箱が小鳥たちにどれだけ利用されているか調べ、これからの巣箱づくりの資料にするため、化学部は夏休みに調査を実施する。
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( 写真説明 ) 大渕中学枚生徒会
先生ハッスル!
バレー・ソフトボールに熱戦展開
先生たちのソフトボールとバレーボール大会がさきごろ行なわれました。日頃鍛えた腕を発揮するチャンスとグランド狭しとハッスルする先生…。ファインプレー、迷プレーが続出し、見物している人たちは大喜びでした。なお、ソフトは男の先生、バレーは女の先生が中心になって行なわれ、優勝したのは、ソフトが吉原小学校、バレーは今泉小学校でした。
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ぼくらのまち
伝法小学校6年 小嶋治
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ぼくは、伝法の上中町にすんでいます。ぼくのうまれる少し前にここにひっこしてきました。そのころは、まだ、草原の中の一けんやのようで、北を見るとずっとむこうまで原っぱで、南に少し家があっただけだったそうです。
よくおとうさんが、「むかしは、かぶとや、くわがたがいえの中に、よくとびこんできたものだ。」と言います。このごろは虫がへったんだなと思います。
でもぼくがようち園のころは、近くに流れている伝法沢をたんけんしに行き、沢がにをとったりしてよく遊びました。
たんけんの帰りは、かぶと虫やくわがたをとって帰ってきました。たけのこをぬいてもってきたこともありました。
今年になって、ぼくたちがいままで虫をとっていた所に、にたような白い家がたちならび、木は切りたおされ、きょ年までここが林だったとは、思えないようになってしまいました。
こないだおとうさんと、ラジオペンチを買いに吉原へ行くと、かぶと虫をうっていました。ようち園の子が「ママ」「ママ」といってねだっていました。ようち園の子のおかあさんは、200円だして買ってやりました。ぼくは、ビニールぶくろの中のかぶと虫も、そのようち園の子もとてもみじめに思いました。かぶと虫を買えば自分のものになるけど、つかまえた時の喜びとは、くらべることができません。
まだまだこのへんには、自然があります。その自然をつぶさないように力を合わせて、やっていけばなと、つくづく思います。
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