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【広報ふじ昭和47年】暴走、酒飲み運転をなくそう

夏の交通事故死をなくす運動はじまる

 夏は、睡眠不足や暑さのための疲労などから例年交通事故が多くなっています。そこで、7月1日から8月31日までの2か月間“夏の交通事故死をなくす運動”を行なっています。運動の初日に当った7月1日には、渡辺市長をはじめ市議会議長、婦人会などが街頭へ出て交通安全の呼びかけを行ないました。


子どもと老人の保護を重点に

 この運動は、「歩行者とくに子どもと老人の死亡事故の防止」「無謀運転の防止、とくに暴走・飲酒運転の絶滅」を目標に行なっています。しかし、市民みなさんの協力がなければ、なかなか目的の達成はできません。運動を理解して、運転者も歩行者も交通規則をよく守り、交通事故をなくすようにつとめましょう。

■歩行者の安全確保
 学校や幼稚園などでは、夏休みに入る前に交通教室を開いて、正しい歩行、自転車や二輪車の正しい乗り方の徹底をはかります。家庭でも“交通安全教育の手びき”を活用し、日常の生活指導を通じて交通安全のしつけをしてください。
 また、お年寄りのいる家庭へは、安全な歩行、正しい横断、自転車の安全な乗り方などについて書いた手紙を送りましたので、よく読んで交通事故にあわないようにしてください。なお、お年寄りが夜間外出するときには、できるだけ付き添いをつけるようにいたしましょう。

■無謀運転の防止
 自動車を使用する会社、事業所などは無謀運転や過労運転をしないように、管理の強化を徹底してください。
 また、レジャーなどで、長距離ドライブなどに出かけるときは、深夜の運転はさけるなど余裕のあるスケジュールをたて、安全運転をいたしましょう。
 次に、交通三悪のひとつ、飲酒運転はまだまだなくなりません。酒を飲んだら絶対に運転しない、車を運転する人には絶対に酒を飲ませない、を徹底しよう。 
 このほか、運動期間中次のような行事を行ないます。
・毎月14日を“歩行者と自転車利用者の安全確保の日”として、警察署、民間交通指導員の協力で街頭指導や交通安全パトロールなどを行ない、子どもと老人の安全確保をおこないます。
・7月20日と8月21日を“交通環境点検の日”とし、安全施設、道路不正使用の取締りなどを行ない、交通安全環境の整備を図ります。


ストップマーク作戦展開中

 こどもの交通事故は6月までに131件で、死者3人、負傷者130人をだしています。子どもの交通事故で、一番多いのが道路へのとび出しです。小さな子どもでさえ道路への急なとび出しは、危険なことを十分知っています。ところが遊びに夢中になってしまうと、そういうことも忘れがちです。そこで、子どものとび出し事故の防止を図るため、信号機のない交差点や横断歩道の手前、遊び場の出入口にストップマークを標示しました。
 ストップマークは、直径60センチメートルの円の中に両足の足形と左右の確認をする矢印がついています。
 家庭でも道路を横断するときは、ストップマークの上に立って落ち着いて左右の安全を確かめるように指導してください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 横断するときはストップマークの上に立って左右の確認を
( 写真説明 ) 信号機のない横断歩道などにストップマークを
添付ファイル
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